11月20日(火)コミュニケーション基礎コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 11月も半ば、風も冷たく冬の足音を感じるこのごろですね。 さて、今日のコミュニケーション基礎コース。 生徒のみなさんで、「ろうと聴の違い(ろう文化)」について話し合ってもらいました! ろう者は生まれつき耳が聴こえないために、耳から情報が入らない環境で育ってきています。 目で情報を得るのですが、聴者と比べると情報量も圧倒的に少ないです。 そのために、ろう者と聴者の考えや捉え方の違いも出てきたります。 ろう者が聴者の文化を知らず、また聴者もろう者の文化を知らないので、お互いに誤解が生じてしまうこともあります。 それぞれの特性を知って、お互いに理解する必要があります。 生徒のみなさんは全員聴者で、ろう者とあまり関わったことがない方もいらして なかなか思いつかないようでした。 「分からない時は、想像してみよう」と花井講師。 「ろう者は音楽が分からないので、苦手な人が多い」 「日本人は言葉の表現があいまいだったりするけど、ろう者ははっきりしているよね」 「ろう者は示すために指さしをするけど、それが聴者は意味を知らずに失礼だと感じてしまうことがあるよね」 「ろう学校は人数が少ない。お互いの顔と手話が見えるようにするためだよね」 「ろう者はインターフォンの音が分からず、音を知らせるランプを部屋全部につけられないので不便」 生徒さんも、色々と意見を出していました! 花井講師も、自身の経験と聴者との関わりで知ったことを説明していきます。 日本人に多い「すみません」。意味が広く、便利な言葉かもしれません。 手話では「ごめんなさい」という手話で表すのですが、例えば聴者がろう者からお土産をもらって「すみません」と言うと、ろう者は「なぜ謝るの??」となるのです。 何かしてもらったら、「すみません」より「ありがとう!」の方が、気持ちも伝わります^^ ろう者と聴者の違いを知ったうえで、 お互い理解してコミュニケーションがとれると良いですね。

9月18日(火)コミュニケーション基礎コース

こんにちは。事務局の山家2号です! いよいよ今週が、7月~9月期最後の授業となります。3ヶ月間の締めくくりですね^^ さて、今日のコミュニケーション基礎コース。 生徒のみなさんが知っている手話単語を挙げてもらい、「なぜこの表現なのか?」を考えてもらいました。 例えば、「びっくりする」の手話が一番分かりやすいかもしれませんね。 目玉が飛び出すイメージで表現するのですが、 漫画にもびっくりして目玉が飛び出す様子が描かれていますよね。まさにそれを表したものです。 聴者に多い手話表現は、手話本に載っている飛び上がる様子を表現した手話なのですが ろう者は、目玉が飛び出すイメージの手話表現を使います。 手話本に載っている手話が、必ずしもろう者が表現しているとは限らないので ぜひ花井講師の自然な手話表現を覚えておいてくださいね。 「間に合わない」の手話は、握った両手を縦に重ねた状態から、重ねた手を離すように横に広げて表現します。 「それはなぜだろう?」と花井講師が尋ねると、みなさんも自分の手を見ながら一生懸命考えていましたが 「どうしても分からない・・」とギブアップしてしまいました(笑) 花井講師が「戦いのとき、刀を抜こうとして間に合わずに相手に切られてしまうのが元なんだよ」と説明すると、 みなさん「なるほど!」と頷いていました。 次は、「努力」です。 片方の手のひらを、もう片方の人差し指で押しながら1回ひねるイメージで表現します。 生徒さんたちも、「その手が壁じゃないかな?」「壁を乗り越えようとする様子」と気付いたようです。 まさに立ちはだかった壁を一生懸命押して、乗り越えようとするイメージです。 すると、「『あきらめる』の手話を見てもイメージが分かるよね?」と花井講師。 「あきらめる」の手話は、立てた人差し指をもう片方の手で自分に向けて倒すように表現します。 心の中で、壁が倒れて押しつぶされてしまうイメージです。 努力して、一生懸命壁を押していたけれど、あきらめて手を離したら壁が倒れてしまった・・という様子が想像できますね。 (左:「努力」 右:「あきらめる」 表情にも注目です!) 手話はイメージとつながっているのですね。 なぜこのように表現するのか意味が分かると、手話表現も楽しくなりますし、身につきやすくなります。 まずは1つ1つの手話を、なぜこのように手を動かすのかな?と 想像してみることから、初めてみましょう^^   3ヶ月間、本当にお疲れさまでした!

8月21日(火)コミュニケーション基礎コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日のコミュニケーション基礎コース。 「自転車」をテーマに会話するイメージで、話の内容と手話表現を磨きました。 自分の経験やTVで観た話など何でも良いので、流れを考え、表情・ロールシフト・CLを入れて分かりやすく表現する練習をしていきます。 ただ話をするだけでなく、相手にどんな話をするか?伝わりやすい表現になっているか? コミュニケーションに必要な基礎が詰まっています。 自転車と言っても、初めて自転車に乗れた時の思い出や、最新の自転車情報、事故になりかけた話など 本当に色々な話ができますね。 また誰でも乗った経験があるので、会話も盛り上がることでしょう^^ 生徒さんが前に自転車同士でぶつかった時の話をしてくれたのですが、 手話表現があいまいになってしまい、状況が分かりづらかったので 「みんなでどんな表現が良いか、考えよう」と花井講師。 道路は広い?狭い? 急いでいた? 相手が向かってくるのに気付いたのはいつ? ブレーキはかけた? 状況を理解するために質問する内容も、大切です。 ちなみに生徒さんと相手はケガもなく、無事だったとのこと。ホッ。 他の生徒さんに道路の広さを尋ねられ、「普通」と答えていたのですが それはアウト!です。「普通」は人それぞれイメージや認識が違います。 自分が思っているものと、相手が思っているものは違う可能性があります。 「人が1人すれ違えるくらいの広さ」「3~4人が自由に通れる広さ」など、具体的に表現して伝えることが大切です。 (両手で、ぶつかる自転車を表しています。ハッと顔をあげると、相手の自転車が・・!) また「あっぶつかる!!」という瞬間や、倒れた時の表情が足りなかったりあいまいだと 重大さが伝わらず、よく分からなくなってしまいます。 自分がその瞬間を経験しているのをイメージして、表情を考えてみてくださいね。   テーマを出されるとなかなか思いつかず、黙ってしまうこともあるのですが 「自分からどんどん発言することが大切だよ。表現することにチャレンジした方が、もっと面白くなるよ」と花井講師。 花井講師がいる前なら、間違っていたり足りない手話表現を修正してもらえますし、ヒントや助言をもらったり より良い表現を見つけることができます。 また発言して、花井講師や他の生徒さんとやりとりすることでハッとしたり、気付きや発見もあるかもしれません。 視野が広がってコミュニケーションも深く楽しいものになり、それが手話表現の上達にもつながります。 発言できないままで授業が終わった後に自分で考えても、もしかしたら間違っているかもしれません。 適切な表現が分からないままになってしまいます。そんなのはもったいないです! ぜひ授業中は、どんどん質問と発言をしていきましょう!

7月31日(火)コミュニケーション基礎コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 台風が一過し、暑さが戻ってきましたね・・。 さて、今日のコミュニケーション基礎コース。 コミュニケーション基礎コースは、手話の経験やレベルも様々な生徒さんがいらっしゃいます。 花井講師と生徒さん同士で、手話で楽しくコミュニケーションをとりながら 工夫力や表現力・会話力を学んでいきます!   ちょっとした会話で、 「冷房で寒くなってきたらあっちの席に変える」を冗談で「あっちの席に引っ越す」と表現することがありました。 「引っ越す」は家を表現して、それを動かすイメージで表すので 真面目に読み取ると「えっ?引っ越し??」と意味が分からなくなってしまうかもしれませんね。 そこで「冗談」という手話を知らない生徒さんがいらしたので、 その生徒さんに説明するため、「冗談」を使った流れ(例文)を考えました。 例えば「昨日、月に行ってきたの!・・なーんて、冗談だよ~」 「わさびが大好きで、わさびだけ食べてる!・・うそうそ、冗談よ~」という感じです(笑) (「冗談」の手話。両手を顔の横から前へ2回払うようにして、表現します。「冗談だよ~」と笑う表情も忘れずに!) その時、手話を知らなかった生徒さんが「分かった」と言っても終わりではなく、 同じように流れ(例文)を考えて、表現してもらいます。 本当に意味を理解できているかどうか、誤解やズレが生じていないか確認することが大切です。 こうすることで、手話を知らない生徒さんはどういう時に使う手話なのかを学び 既に知っている生徒さんは、どう工夫して分かりやすく伝えるか学ぶことができるのですね^^   次は、「指さし」を使った表現を考えました。 人差し指をたてて、表現する内容によって色々な方向を指さして表します。 「指さし」は位置を表す、とても大切なものです。 例えば「友達/とても面白い/横(指さし)」 「あっち(指さし)/座っている/上司/面倒」など・・。 上司が座っている席の位置も、向かいなのか後ろなのか、指さしによって意味が変わってきます。 (左と右では、指さしの方向が違います。意味も変わってくるので、よく見ましょう!) 次は、「分かりやすく伝えるためにも、CL表現を磨くことが大切だよ」と花井講師がCL表現し、 それを生徒さんたちにも同じように表現してもらいました。 例えば、飛行機のCL表現を使った内容です。表情によって意味が変わります! 「(飛行機)着陸できない」→「着陸/できない(パー)」 「(飛行機)着陸できないの?」→「着陸/できない(パー)/?(眉を上げる疑問の表情)」 「(飛行機)着陸できないんじゃない?」→「着陸/できない(パー)/じゃない?」 表情は良くても飛行機の表現を間違えてたり、逆に飛行機の表現は良くても表情が足りなかったり・・ 「惜しい!難しいけど、全部スムーズに表現できるように頑張ろう」と花井講師。 最後には、花井講師オリジナル版の「桃太郎」で盛り上がりました! 現代版の桃太郎は洗濯機から桃が出て来るとか、桃太郎と桃子の双子とか ハイテク機器を駆使して鬼を退治するとか・・(笑) 花井講師の豊かな表現と面白おかしな内容に、生徒さんたちも引き込まれ大笑いでした。 手話のレベルは関係なく、お互い楽しく高め合っていけると良いですね^^

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