8月3日(金)通訳コース

スタッフ

こんにちは。事務局の山家2号です!

さて、今日の通訳コース。

手話通訳は読み取りだけでなく、ろう者が見て分かりやすい手話表現も大切になってきます。

また、相手がどんなことを言うか分からない状況の中で、臨機応変に対応する必要もあります。

 

まず花井講師が「最近どう?」と尋ねました。
ある生徒さんは、家でもらったカブトムシを育てている話をしたのですが、
「手話表現が、ろう者から見て分かりづらいよ。もっと良い表現はないか考えてみて」と花井講師。

「カブトムシ」に対して、「育てる」「世話する」の手話は合うでしょうか?

さらに「オスとメスのカブトムシがケンカしている」ことを伝えようと
手話表現を修正したものを何回か表現すると

「1回目と3回目の表現、意味が変わっているよ。分かるかな?」と花井講師。
生徒さんとしては、より良い表現を探して意味を変えたつもりはなかったようですが、
ろう者から見ると意味が変わってしまうのですね。

「オスとメスのカブトムシがケンカしている、いつも(毎日)」
「オスとメスのカブトムシがケンカしている、繰り返し」

「いつも(毎日)」と「繰り返し」の手話では意味が違ってきます。
「繰り返し」だと、「昨日だけ何回も」という可能性もありますね。

一見似ているようで、意味が変わってくる手話表現には注意したいものですね。

またカブトムシがケンカするCL表現についても、「一方的」か「お互いにやり合う」かで
意味が違ってきます。

生徒さんたちがより良い表現を探すため、一生懸命練習するのですが、表現は1つだけでした。
それを見て「もう少し視野を広げてみよう。1つだけではなく他の表現を探すのも大切だよ」と花井講師。

表現は1つだけではありません。
何を言いたいのか、ろう者が見て明確であれば良いのですね。

こうして修正を繰り返しながら、分かりやすい手話表現を磨いていきます。
手話表現に一生懸命になって、つい表情を忘れてしまうこともあるので、表情と手話はセットで意識していけると良いですね。

手話通訳の現場では、手話表現が分かりづらいためにろう者が疲れてしまったり
意味を間違えてとらえてしまったりして、誤解やズレが生じる問題も多いのだそうです。

読み取りだけでなく、手話表現もとても大切です。
これからもどんどん数を重ねて、磨いていきましょう。

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