2月26日(月)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 自由に会話をし、その中で出てきた生徒さんたちの手話の課題について、1つ1つ分かりやすい手話表現を学びました。 生徒さんたちの中で知っている手話と知らない手話があり、まちまちなので 会話の中で知らない手話が出てきたときの反応や、伝えるための工夫も大切になってきます。 手話表現や読み取りがまだまだだと、ズレや誤解が生まれやすいです。 だからこそ、どこに気を付けるべきかを考えていきましょう^^ (「この手(左手)の表現を見て、きれいだと思う?分かりやすいと思うかな?」と問いかける花井講師。) 例えば「沖縄料理で豚の耳(ミミンガー)を食べた」と言う会話ですが、豚の耳のCL表現が大きすぎる方もいらっしゃいました。 そこで「この耳の表現は大きすぎて変だし、分かりづらいよ。それに気付いたら、どんどん言わないと変な表現のままになってしまうよ」と花井講師。 また「豚の耳を食べた」という表現より、「豚の耳を切ったものを食べた」という表現の方が分かりやすいよと適切な手話表現に修正していきます。 (「豚の耳」と「豚の耳を切って刻んで調理したもの」。どちらが分かりやすいでしょうか?) こうして会話を進めていき、「豚足食べると肌に良いよね(コラーゲン多いよね)」という話があったのですが、表現が「肌を指さす」だけではあいまいです。 それでみんなで、もっと良い表現がないか考えました。 「シャワーを浴びると肌が水を弾く」は言いたいことは分かるのですが、長くなってしまいます。 「翌日鏡を見て嬉しそうな顔をする」もわるくないのですが、肌の様子が分かりづらいですね。 「肌が赤ちゃん並み」もありましたが、「普通に考えても、大人が赤ちゃんの肌になるのは難しいよね」と花井講師がヒントを出していきます。 表情+手だけで表現できるものだからこそ、より適切な表現を探すことが必要です。 生徒さん1人1人考える表現も違うので、その時は「どっちが良いかな?」と話し合うことも大切ですね。 花井講師が、CL表現を使って「肌にパーンッと張りがある様子」を表現すると、一発で分かります! 手話での会話に慣れていないと、どうしてもズレが起こりやすいです。 例えば「イカ」の手話が分からない生徒さんがいたのですが、「イカの手話が分からない」という表情や反応が分かりづらかったために、話し手は気付かずに話を進めてしまいました。 聞き手は分からない時にすぐ「この手話分からないけど、何かな?」と確認すること、 話し手は聞き手の少しの反応でも気付いて、「この手話分かる?」と確認していくことも大切になってきます。 最後は場所の話になりました。 納豆が有名な「茨城県」ですが、手話が分からない生徒さんに伝えようと「納豆」「水戸黄門」「筑波山」など有名なものや歴史の話をしていました。 しかし、その情報が分からない人もいます。聴者は得意で、ろう者は苦手な人が多いそうです。 では逆にろう者が得意なもので、一番分かりやすい表現は何でしょうか? それはイメージ、位置のCL表現です!それなら一発で分かります。 東京の右隣は千葉、千葉の上が茨城でしたね。 (位置をCL表現する花井講師。) 会話の中で分かりやすく伝えようとして、かえって話が長くなってしまったり時間がかかってしまうこともありました。 表情やCL表現を使って工夫して、少しでも短く明快に伝えられるようにしていきましょう^^

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2月22日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 都道府県の手話表現を学びました! 47個ありますが、全て表現できるでしょうか?その前に全ての名前が言えるか、場所が分かるか怪しいところです・・(笑) まず順番に、生徒さんたちが知っている都道府県の手話を1つ1つ挙げてもらいます。 手話表現を知っている人、知らない人がいてまちまちなので、「今の分かるかな?」と確認していきます。 分からなかった生徒さんには、その都道府県のイメージや有名なもの、名物などヒントを出して説明していきました。 例えば「お米が美味しいところ → 新潟」 「温泉が多い → 大分」 「みかんの産地 → 愛媛」 「広い湖がある → 滋賀県」などです。 もちろん産地だと他にもあるのですが、違う答えが出た時は「他の方だよ」とヒントを出していきました。 みかんの産地 → 和歌山? → 他には? → 愛媛!という風にです。 (「長崎」の手話表現。長崎にある「平和の像」と同じポーズで表現します。他に「長」と「崎」の2つの手話表現で表すものもあります。) 都道府県の手話ですが、その地の名物を表すものもあります。 例えば「山形」は「さくらんぼ」の形を表します。 「山梨」は「ぶどう」を表します。 「広島」は「鳥居」を表します。 また、「大分」のように地図の位置そのまま表現するものもあります。 とても面白いですね! (「島」の手話。左手で島、右手で海を表しています。「福島」や「島根」などで表現するので、ぜひ覚えましょう!) 1人1人47都道府県を答えていき、最後には「あれ?あと何があったかな?」「残りいくつだっけ?」と分からなくなってしまいました(笑) 調べてしまえば簡単ですが、それではイメージ力がつきません。またどこの都道府県の手話か理解するための会話のやりとりも大切です。 自分の出身地や、よく知っている県の周りを考えるとイメージしやすくなります。 例えば東京の上は埼玉、下は神奈川、右は千葉というようにです。 ついに47都道府県全て完了したので、答え合わせです(笑) TVモニターに地図を映し、花井講師がCL表現で「○○県の右は?」と質問して生徒さんが県名を答えていきました。 (位置をCL表現する花井講師。例えば左手が東京だとすると、右手は埼玉になりますね。) 手話表現だけでなく、CLを使った位置の確認も大切です。 名前だけにとらわれるのではなく、位置もイメージできるようになるといいですね。 生徒さんたちに出身地を聞いてみると、何と全員東日本で、西日本は花井講師のみでした(笑) 「あの県の隣は何だっけな~?」「漢字は何だっけ?(笑)」と皆でうんうん唸りながらも、大盛り上がりの授業でした! これからも1つ1つ、楽しく覚えていきましょう^^

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2月21日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 (2人組になって相談し合い、花井講師がそれぞれ表現のアドバイスしています) CLだけで流れを作ることに集中しました! 表現力を磨くため、手話は使いません。もちろんCLだけでなく表情も大切です。 2人組になって、案を出し合ったり表現の確認をします。 例えば雨一つとっても、パラパラの小雨やザーザー降る大雨など、表現は色々あります。 表現を間違えると、「雨」以外のものに見えてしまうので注意です! 流れを作る時、ついつい手話が出てしまうので「これは手話だよ、手話以外の表現で考えてみよう」と花井講師。 例えば「温泉」なら手話ではなく、形で表現するなどいくらでも方法はあります。 テーマに「エレベーター」「オリンピック」「山」「温泉」と挙がっていきますが、 一緒に相談している間に、テーマと表現が色々と変わってしまうことも・・。そうすると全てが中途半場になってしまいます。 花井講師は「テーマを決めたら、それ一本でいこう。集中してより良い表現を探すことができるよ」と続けます。 テーマを決めることで、色々な表現をより深く考えることができます。 じっくり、深く、探す! 生徒さんたちも時々花井講師にアドバイスをもらいながら、一生懸命考えます。 例えば山を車で登る時、平らな道とでこぼこした道では当然表情も表現も違います。 1つ1つの表現を考えることがとても大切です。 あまり長くならないように、短くまとめることを心がけます。 (遠く離して表現しようと身体が傾いてしまっている生徒さんを真似して、「こうなっているよ」と説明する花井講師。無理しなくても、ちょっと横にするだけで良いのですね。) また、「相手の表現が気になったら、これはこうじゃないかな?と意見を言うことも大切だよ」と花井講師。 身体が大きく傾いていたり、動きが大きかったり、表現があいまいで分かりづらかったり・・・足りないところは、なかなか自分で気付けません。 お互い確認し合い、「これはこの方がいいんじゃないかな?」とより良い表現を考えていきます。 (NG例:遠く表現しようとして、腕が前に出て動きが大きくなっています。OK例:動きは小さく表情だけで遠さを表現しています。) めいっぱい時間を使って意見を出し合い深く考え、最後は1人1人表現していきました。 花井講師が修正・アドバイスをしていきます。 多かったのは、みなさん表現するのに一生懸命で、表情を忘れてしまっているということでした。 いくら表現が良くても、無表情だと意味があいまいになってしまい、伝わらなくなってしまいます。 「山があって」「山道を車で登って」「車が揺れて・・」と頭で考えながらやると、表現が途切れ途切れになってしまい、全体がこわれてしまいます。 映像のように流れるような表現をイメージして、出来るようになると良いですね! CL表現は難しいですが、1つ1つできるようになると表現力も向上していきます。 楽しく頑張りましょう!

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2月15日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 前回の続き、野菜の手話とCL表現を学びました。 ちょうど前回欠席された生徒さんが何名かいたので、 他の生徒さんが先週学んだ手話表現を、欠席のため知らない生徒さんたちに表現し、何の野菜かを考えて当ててもらいます。 たとえば、「たけのこ」。 色が濃い茶色で、皮をむくと肌色に近い白で・・と特徴を説明していきます。 でも説明が足りないと、なかなか分かりません。 花井講師がさらに「山に竹あるよね?その下にあるよ」と付け加えると、生徒さんも「あ~!」とすぐ分かったようです^^ このように形や色に加えて、特徴を上手くとらえて説明すると、すぐ通じるようになります。 (「たけのこ」のCLを表現する花井講師。右手をすぼめながら上に引き上げ、たけのこの形を表しています。) 「にんじん」なら「馬やウサギが好きなもの」とか(笑) 「かぼちゃ」は「とても硬くて切りづらい」 「じゃがいも」は「北海道でよく育つ、ポテチ美味しい」など。 手話を知っている人と知らない人の会話も、とても大切です。 知っている人が「こういう形で、色は○○で・・」と手話表現しながら説明し、 知らない人は「形はこうで、料理は○○が多いのね?」と会話しながら、自分がイメージしているものが合っているかどうか確認していきます。 (「にんじん」の手話。色「赤」を表してからこのように表現します。) その時、手話を知らない方が「もう1回(手話表現見せて)」と言っていたのですが、 「それではダメだよ。相手の手話表現を真似て手を動かして、こういうこと?と確認することが大切だよ」と花井講師が会話のやりとりについても、適切なアドバイスをしていきます。 次は花井講師がいくつかの野菜のCL表現と特徴を説明し、生徒さんたちに何の野菜か当ててもらいました。 ちょっと難しい野菜です(笑) 「こういう形で、身体に良くて、コンビニの野菜ジュースに入っていることが多いよ」 「苦手な人が多いよ」 (ちょっと難しい野菜のCLを表現する花井講師。) 「分かった!」と思っても、実は違うものだったりズレている可能性もあります。 実際に他の野菜で「色は濃い緑、料理は鍋が多い」というヒントから「春菊」と「水菜」、それぞれ違う野菜を連想した生徒さんたちがいました。 もう少し会話をしていかないと、分かりませんね。 答えは簡単に明かされないままです(笑) 何の野菜か気になる生徒さんたち・・もしかしてあれかな?と授業が終わった後も会話が続いていました。 *********************************************** 最後は生徒さんたちが調理方法を表現し、何の料理か考えて当てていきます。 生徒さんが、「ニラを刻んで入れて、白菜を刻んで入れて、豚肉を入れて・・」と説明したのですが、 豚肉の表現があいまいだったので、花井講師が「豚肉がよく分からないよ。薄いのか厚いのか、刻んだものなのか詳しく説明しないと」とアドバイスしました。 最後に全部こねて皮に包むところで「餃子」と分かったのですが、「長~くなってしまうから、皮に包むところだけですぐ分かるよ(笑)」と花井講師からツッコミが入りました(笑) あまり長くなりすぎず、短くシンプルに伝えるのが一番なのですが、そのためには手話表現も磨かなくてはなりません。頑張りましょう! 他にもチャーハンやきんぴらごぼうなど、色々なお料理が出てきました^^ 花井講師はあまり料理したことがない男性側に立ち、「よく料理する人は分かるけど、分からない人もいるから表現を工夫することも大切だよ」とアドバイスします。 例えばポテトサラダについて、「皮ごとゆでるのはどうして?」と生徒さんに質問し、会話して確認していました。「栄養を逃がさないため?」「ううん、皮むいてゆでるとベチャッと煮崩れしてしまうから」「あ~なるほど」という感じです。 最後には、「みんな工夫する力がついてきたね。とても良いよ。もっと上を目指して頑張ろう」と花井講師。   野菜や料理は、身近すぎて意外と見ていなかったり、イメージが難しかったかもしれませんね。 また料理する時間がなかったり、スーパーになかなか行けない方もいらっしゃるかもしれません。 「何となく分かるだろう」を前提にするのではなく、分からない前提で工夫して、相手に伝えられるようになると良いですね!

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1月30日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 ホラー映画好き?という話になり、みなさんで色々お話をしました。 「ホラー映画好き!こわいけどドキドキ感がいい」 「ゾンビ系は好きだけど、それ以外のこわいのはイヤ・・」 「ぜーんぶイヤ!(笑)」 と生徒さんも様々で盛り上がりました^^ そこで花井講師が、子ども時代に親に連れられて観たホラー映画のストーリーを話してくれました。 表情や何役か演じ分けるロールシフト、CLを駆使して繰り広げられる表現は、リアルでぞ~っとしました。 森の奥の大きな建物に、ある男女が10名集まって泊りがけで冒険を楽しんでいたら・・・どこかから物音がする・・ここで、花井講師が登場人物になりきっていぶかしげに「ん?」と反応する表情が、本当に目の前で起こっているかのような臨場感がありドキドキしました! 実際にその映画をYouTubeで探してみると本当にあったようで、映像を確認してみました。こ、こわい・・・ 花井講師は子ども時代の記憶でうろ覚えだというのに、忠実に再現されていました! 次は、アメリカで大ヒットした「スパイダーマン」。 アクションもあるワンシーンを、CLを使って表現することにチャレンジしました! (左手で顔、右手でカメラを表しています。主人公の顔のアップシーンということです^^) 映像は、わずか3秒!しかも様々な場面に切り替わっています。 主人公の顔のアップ、上空から橋を見下ろした夜景、ビルとビルの間を自由に飛び回る主人公、たくさん警察官とパトカー、銃を撃って向かってくる警察官をひらりとよける・・。 しっかり見て覚えて、1つ1つ表現していかなくてはなりません。ひえ~っ! 生徒さんも一生懸命表現しますが、覚えきれず抜けてしまったシーンもありました。 花井講師が表現すると、映像が浮かび上がるかのようです。様々な表現に、生徒さんたちも「なるほど!」と頷いていました^^ (主人公の身体の向きも合わせます。花井講師、表情が決まっています!) ビルとビルの間を、蜘蛛の糸を使って自由自在に飛び回るシーン。このような躍動感あふれるものでも、CLで表現することができるのです! 表情・ロールシフト・CL・位置・動きなどを駆使する日本手話だからこそできる表現であり、日本語対応手話だと表せません。 例えば好きな映画のワンシーン。恋愛やアクションなど色々ありますね。 これをCLで表現するにはどうしたら良いかな?と考えてみてくださいね^^

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1月24日(水)コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 今週は大雪が降り、記録的な寒さが続いていますね・・。凍った道路ですってんころりん!と転ばないようにドキドキしながら歩いています。 さて、今日の初級コース。 群馬県の草津白根山噴火のニュースの話になりました。 ニュースでは、ロープウェイから撮影したものや全体を撮影したものなどの映像が流れていましたね。 「それをCLで表現してみよう」と花井講師。 (斜め上へ動かしてロープウェイを表現する花井講師。) 生徒さん1人1人、山が噴火する様子や逃げる人々の様子などを表現していきました。 それを見た花井講師は 「遠くから撮影したものと、近くで撮影したものがあったね。どれなのか分からないよ」 「逃げる人は大勢だったよね?この表現だと、少なく見えるよ」 と、修正点や適切な表現を説明していきました。 (右手でカメラを表しています。遠くから全体を撮影しているイメージです。) まず最初に、どこから撮影したものなのか説明する必要があります。 「ん?黒い煙が出ている・・?噴火した!?うわぁー!逃げろー!」 疑問や驚きの表情など、表現に合わせて切り替えることが大切になってきます。 また落ちてきた石を持ってみると、重かったとTVに出ていました。 その時「石」+「重い」の手話で表現するのではなく、石を手に持っているイメージで重そうに腕を少し下げて表現します。その方がしっくりきますね。 生徒さんもなるほど!と頷いていました。   次は、「意外」と「想像できない(想像+間に合わないで表現)」を使って流れを考えました。 (「意外」の手話表現。左手を縦に握り、人差し指を立てた右手をこめかみから矢印のように動かします。的が外れた!というイメージです) 「不良っぽい若者が、おじいさんに席を譲っていた。意外!」 「全くモテないあの男性が結婚したなんて。想像できない!」 「マッチョの男性が、華道をやっていた。意外!」 など、色々とありますね(笑)   みなさんが覚えた手話も増えてきましたが、まだ手話表現に慣れず、例えば「雪」の表現がかたく見えてしまうことがあります。 「雪」は柔らかいイメージで曲線を描きながら表現します。 まっすぐ動かすとかたいものが降っているかのようで、きれいに見えないのです。 (人差し指と親指でOKマークを作り、交互に動かして雪が降るイメージを表します。手首をしなやかに動かすのがポイントです。) 1つ1つ丁寧に手話表現していくことが大切だよ、と花井講師。 せっかく手話を覚えても、表現によって意味が変わってしまったり、間違って伝わってしまうこともあります。 あまり力を入れずにリラックスして、丁寧に表現していきましょう^^

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1月15日(月)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 体験の方がたくさんいらしてくれたので、まず1人1人自己紹介と手話を始めたきっかけを話しました^^ 「いそがしくしていたが、やっと自分の時間が出来て・・やってみたいと思って」 「地元の新聞を見て、手話講座があって興味を持った」 「近所にろうの人がいて、コミュニケーションをとりたい」 「職場にろうの人が入ってきて、コミュニケーションに困っていたので力になりたい」 と人ぞれぞれでした^^ 中には、地元の手話講習会に通っている方もいらっしゃいました。 (体験の方に質問する花井講師。) 手話講習会では日本語対応手話が主で、口話をつけていることが多いのですが ここでは自然な日本手話なので、口話をつけるとリズムが壊れてしまいます。 花井講師が日本語対応手話と日本手話は別であることを説明していきました。 みなさんも初めて見る日本手話にびっくりしていましたが、なるほど!と理解できたようです。 次は、親指を使った手話表現と流れを考えました。 手話本には表現が1つしか載っていないのですが、他にも表現は色々あるということを花井講師が例を示しながら表現しました。 「飽きた(つまらない)」 →ずっと同じ料理で飽きた・TVがおなじような番組ばかりでつまらない (左:「我慢」。手話本に載っている表現です。 右:我慢できず爆発しそうな様子の表現もできます。) 「我慢」 →ダイエットのためお菓子を我慢する・貯金するため、新しい服を買いたくても我慢する (「気温が北海道並み!」と驚きを込めた表情と強い表現する花井講師。表情も大事です!) 「~並み(引き分け)」 →ここは北海道並みに寒い・野球の試合で引き分けになった 「相談」の手話で、「デートの場所はどこにしようか相談する」という答えがあったのですが 相談は真面目なイメージなので、「悩みを相談する」の方が合っているのですね。 「デートの場所をどこにしようか話す」方が合っています。 (左:「相談」。  右:自分の頭の辺りで表現すると、「もう1人の自分と相談する」という意味になります!) 最後はCL表現です。 もちろん初めて見る方も多いのですが、分かりやすいので見てすぐ理解できたようです^^ 山ひとつとっても、ゴツゴツした険しい山、なだらかな山、丸みのある山・・と色々ありますね。 本に載っている「山」という手話は1つだけですが、CLはさまざまな山を表現することが出来ます! 「身近なものをCL表現してみよう」と花井講師。 色々な種類のコップのCL、ろうそくが揺らめく様子のCLなど・・。 花井講師が髪の毛を拡大して傷みや枝毛をCLで表すと、あまりの分かりやすさに盛り上がっていました(笑) 初めて花井講師の手話表現を見た方は、新発見がいっぱいあったかと思います。 これからも、どんどん手話の世界が広がることでしょう^^

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12月14日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今期最後の初級コース。 「真面目」の色々な表現を学びました!表現は一つだけではありません。 手話に強弱をつけて、「ちょっとだけ真面目」「とても真面目!」という表現もできるのですね。 (左:短く表現して「ちょっとだけ真面目」 右:首の上まで表現して表情も強く「真面目!」) この初級クラスの生徒さんたちは、今年4月からずっと通っていただいているので、半年以上になります。 花井講師が生徒さん1人1人を見て、 「○○さん最初は真面目かと思っていたら、意外とふざけることもあるね(笑)」 「○○さんはずーっと真面目だね(笑)」 と『真面目』の手話表現に強弱をつけながら会話し、「ちーがーうー(笑)」と反論する生徒さんもいて盛り上がっていました^^ (左手で「表」、右手で「自分」を表し、表・外での自分を表しています。) また、外では真面目だけど、家の中ではダラダラ・・という表現は、片手で家の屋根を表し、もう片方の手で行ったり来たりして家の内外の様子を表します。 (左:「気をひきしめる」 右:「気がゆるむ」 表情も違います!) 「気をひきしめる」(胸の前で両手をキュッと締めるイメージ) 「気がゆるむ」(胸の前で締めている両手をゆるめるイメージ)で表現します。 「気をひきしめる」の他に、「気をつける(注意する)」「集中する」という表現も学びました。 関連する手話も大事です。 (左:両手を胸の前で握り、「気をつける・注意する」 右:開いた両手を握りながら下に動かし、「集中」 ここでは魚が下にあるので、下に動かしています。) 例えば「魚をさばいていて、横に切る時」ですが、素人とプロでは違いますね。 素人なら(手を切らないように)注意して切る プロなら集中して切る (右手で包丁を表し、魚を横に切っている様子。これは素人と分かりますね笑) このように文の流れによって適切な手話表現を考えて、表現することも大切になってきます。 次は、「見栄を張る」という手話表現を学び、流れを作ります。 誰でも、ちょっぴり見栄を張ってしまうことってありますよね・・(笑) 「有名なショップに行ったら、よく来るんですか?と聞かれ、見栄を張って答えた」 「コーヒーメニューの内容が分からず、見栄を張って注文したものは苦~い!!」 と実話も出てきて、盛り上がりました(笑) (「見栄を張る」手話表現をする花井講師。表情にも注目です!) 「見栄を張る」手話表現は、「見た目は良いのに中身は・・」という意味にも使われます。 「このパソコン、見た目はカッコいいのに、中身はパワー足りないからダメ」などです。 本当に幅広いですね~!一つ一つ覚えていきましょう^^ 最後に、これまで学んだ手話の集大成として 花井講師が「気をつける」「集中」「見栄を張る」を使って、昔話「桃太郎」を手話表現してみようと提案しました。 たちまち固まる生徒さんたちでしたが(笑) 昔話「桃太郎」に忠実でなくてもいい、遊び心でやっていいんだよと花井講師。 例えば、「おじいさんおばあさんもお互いの加齢臭が気になってるけど、見栄を張って仲良くしている(笑)」 「おばあさんが洗濯に集中していて、流れてくる桃に気付かず、このまま桃は流れていってしまった・・」 というオリジナルストーリーを作っても良いのですね。 生徒さんたちも笑いが止まりませんでした(笑) (盛り上がっている花井講師と生徒さんたち。笑) 普通と違うのは面白いですね! 授業以外でもぜひ、遊び心のエッセンスを加えて、オリジナルストーリーを考えてみてくださいね(笑) 「じゃあこの場面の手話表現はどうしたら?」と復習にもなります^^ 3ヶ月間、本当にお疲れさまでした!

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12月13日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 今週が、今期最後の授業となります。3ヶ月、あっという間ですね・・。 さて、今日の初級コース。 大阪から特別ゲストがいらっしゃいました!!ひきち なおみさん。 花井先生の同級生で、20数年ぶりの再会とのこと! なおみさんは、大阪で一般社団法人LWF(Love World Friend)を立ち上げ、世界で活躍している海外のろう者や障がい者を招待して、素晴らしいパフォーマンスを日本のみなさんにも見てもらえるようにとイベント等を企画しています。 中には中国のろう者たちが披露する「千手観音」が有名で、TVにも出ていました! 内容は違いますが、「手話を広めたい」という思いは花井講師と同じです。 (代表を務める一般社団法人LWFについて説明するなおみさん。明るくキュートな方でした!) 今日は、東京と大阪(関西)の手話の違いも学ぶことができる特別授業となりました^^ 「名前」は、東京は手のひらに片方の親指を当てますが、関西は片手でOKマークを作って胸に当てます。 「練習」は、東京は手の甲に片方の手を2回重ねて表現しますが、関西は親指を立てた両手を胸に2回当てて表現するそうです。 さらに、大阪では有名な「USJ」。 東京では片手でピースを作って、グーにした片方の手を縦に一周して表現します。 関西では片手で3本指を立て、グーにした片方の手を横に半周して表現します。 こんなに違うのですね! 生徒さんたちもなるほど!と驚いていました。貴重な経験になりましたね^^ (大阪での手話を表現するなおみさん。発見がいっぱいでしたね!) 次はCL表現です。 生徒さんの一人が、先週自転車に乗っていて車にぶつかってしまったそうで、大きなけがはなく何よりでした・・。 その事故の状況を分かりやすく説明するのに、CL表現が役立ちます! 信号が変わった時に車の動きが遅くて・・と生徒さんがCLを使って説明し、花井講師が「こういうこと?」と修正しながら表現していきます。 (左手で自転車、右手で車を表しています。「あっ!ぶつかる!!」という瞬間!) ぶつかって自転車や車が壊れてしまった様子について、「壊れる」という手話は両手で折る動きをするのですが、それでは状況がわかりづらいですね。CL表現の方が、見てすぐ分かります! 臨場感が伝わって、ドキドキするのですが・・・汗 (左:左手で自転車、右手で車を表現。 右:左手で歩行人、右手で自転車を表現。これがCLです!) 次は、「恥ずかしい」という手話は表現が色々あり、流れに合わせて使うことを学びました。 関西では、顔の横に両手で×を作って表現することが多いそうです。 花井講師が例を作って説明しました。 ①「チャックが開いていた!会社の恥」→顔の横に両手で×を作って表現。 ②「目が合った、恥ずかしい」→あごの下から人差し指と親指を広げて上にあげながら、赤くなる様子を表現。 ③「会うの恥ずかしい・・」→鼻の辺りで、片手で小さく開閉しながら丸を描いて表現。 どれも、流れに合わせて「恥ずかしい」という表情を忘れずに! (左:①「恥」 中:②「顔が赤くなる」 右:③「恥ずかしい」) 休憩時間で、思い出話に花が咲く花井講師となおみさんでしたが、高校時代はあまり話したことがなかったのだとか。 当時は、何と花井講師が女性と話すことが苦手だったということが明らかになり、「うそ~信じられない~!」と生徒さんたちも驚き、盛り上がりました(笑) 3ヶ月間、本当にお疲れさまでした!

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12月4日(月)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 「位置を伝えるCL表現」「特徴を伝えるCL表現」を磨きました! いろいろな色が全部で12個、TVモニターに映し出されています。 2人組になり、1人が自由に色を決めてその位置をCL表現し、もう1人がどの色か答えます。 手話を知らない色もあったので、ついでに覚えました^^ 入門の授業では、TVモニターの大きさを表現してから、その色の位置を表しもう片方の手で指さししていました。 ここではTVモニターの大きさを表現せず、このまま片手だけで位置を表します! 自分の真ん中より左側・右側を意識して、位置を表した手を目で見ることで、読み取る側は位置が近いか遠いかが分かりやすくなります。 表現する方も伝えるために工夫が必要ですし、読み取る方もイメージして理解する必要があります。 鍛えられますね! 自分から見た向きを表現するので、読み取る方は逆にイメージする必要があるのですが、混乱してしまわないように慣れていきましょう^^ 次は、家のイラストを表現していきます。 大きさ、屋根の形、窓やドアの位置など特徴をつかんで表現するのですが、自分が表現しているものは見えないので、自分で思っているものと違っていたりします。 とにかく空間を意識して、イラストを目に前に持ってきてなぞるイメージで表現してみましょう^^ 生徒さん1人ずつ選んで前に出てもらい、家のイラストをCL表現してもらった後に 他の生徒さんたちがたくさんあるイラストの中からどの家のものか当てていきます。 花井講師が表現すると、とても的確なのですぐ分かります! 例えば2FのベランダをCL表現したり、植え込みの木が何本あってこういう風に重なっているとか、見え方を細かく丁寧に表現されていたのです。 そうするとすぐイメージでき、見つけやすくなりますね! 最初は生徒さんたちも慣れておらず、本当は逆のはずが自分から見た向きに読み取ってしまったり、表現した方もうっかり間違えてしまったりと悪戦苦闘されていました。 何回か繰り返してコツをつかむと、すぐ答えられるようになりました! レベルが上がったら、今度は本物の家のCL表現に挑戦するそうです(笑) 素敵な家をCL表現できるようになって、相手にも伝わるような表現を目指したいものですね^^

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11月30日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 今日の初級コース。 政治的な内容の文を、日本手話で表現することにチャレンジしました! 日本語の文に合わせて手話を当てはめようとすると、日本語対応手話になり 意味が分かりづらくなってしまいがちです。 大事なのは、意味をつかんで「ろう者が見て分かる表現」にすることですが、うーん!難しい! 手話表現を知らない単語も多いので、「見てイメージするものは?とにかく表現してみよう」と花井講師がヒントを出していきます。 生徒さんたちは、お互い自分でイメージするものや考えたものを表現し合い 「あっこの表現分かりやすいね」「文法はどうしたら良いのかな?」と意見交換しながら、より適切な表現を探して一生懸命考えていました。 政治的な内容は難しい単語が多く、手話表現が適切でないと違う意味にとらえられてしまいます。 例えば「総理」。表現があいまいだと「天皇陛下」と間違えてしまうこともあります。 「首相」は首に手を当てた後に親指を立てて表現するのですが、表現方法も考え方もまちまちだそうです。 花井講師は、国会の形を表現した後に、手のひらに片方の親指を立てて乗せて上に動かし「総理」と表現します。 なるほど!これなら見てすぐに分かりますね! また「(メディアに)取り上げられる」という言葉ですが、対応手話で表現すると「取る+上げる」になり全く意味が分からないものになってしまいます。 内容に合わせて、表現を考えることが大事になってきますね。 他に「この夏」といっても、「今年+夏」「2017年+夏」「前+夏」と表現は色々とあります。 適切なものを選んで表現していきますが、分かりやすいものであればどちらでも良いそうです。 迷いますね(笑) いつもの授業とは違う内容で、発見もたくさんあったのではないでしょうか? ちなみに花井講師は、こうした政治的で真面目な内容でも、CL表現を活用して面白い表現ができてしまいます。 実際に見た生徒さんたちも大笑い!さすがです・・。 意味が分かりづらく眠くなりそうな政治の内容でも、花井講師に手にかかれば、たちまち分かりやすく面白い内容になります。 その方が楽しく勉強できそうです(笑)

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11月28日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 今日の初級コース。 手話の辞書には載っていない、ろう者の自然な手話表現を使って流れを考えました! 人差し指と親指を立てて曲げたものを1回前へ動かして表現します。 同じ手話表現でも、表情によって意味が変わるので注意です! ①あ~変わらないね~という表情 →「変わらない」「相変わらず」 ②強い・かたいイメージの表情 →「かたい」「しっかりしている(頑強・丈夫)」 (表情によって意味が違います!話の流れと、表情をよく見てみましょう。) 生徒さんたちも一生懸命考えて表現します。 「ドラマ『相棒』の人気は変わらない」 「地震が来ても、家は頑強だ(しっかりしている)」 「昔から不祥事ばかり(変わらない)、困った」 なかなか思い浮かばす、黙り込んでしまった生徒さんたちに 花井講師は「あなたたち、頭かたいよ」と表現し、大爆笑でした(笑) 他にも、 「PCに飲み物をこぼしてしまったけど壊れてなかった(変わらなかった)、ホッ」 たくさんありますね! (左:この形を前へ1回動かして表現します。 右:自分側から見た図。) 次は生徒さん同士で、この手話を使った会話をしたのですが あまりに気にしすぎて、話の流れに合っていなくても無理に合わせてしまうことがありました。 自然に会話したら思い浮かぶよ、と花井講師がアドバイスします。 「あなたの家は小さい頃から変わってないの?」 「今の仕事は、学校卒業してからずっと続けている(変わらない)?」   ぜひ、このろう者の自然な表現と表情をおぼえていきましょう^^ 使い分けができるようになると、表現の幅も広がりますよ!

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