5月21日(月)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 生徒さんの中に、遠方から通ってくださっている方がいらっしゃるのですが、 家から職場までの乗り換え駅について説明してもらい、他の生徒さんがイメージできるかどうか表現を考えました。 その方のお住まいは千葉県の成田空港近くで、職場は東京なので2時間もかかるそうです。 しかし乗り換えは1回だけとのことでした。 大きな川とスカイツリーを通って・・と説明したのですが 他の生徒さんが「柴又」をイメージしたようで、寅さんの帽子と服装を表現して「ここ?」と尋ねました。 確かに「男はつらいよ」は長年愛された有名な映画で、 帽子をかぶる寅さんのクセや、外見の特徴を表現したら分かるかもしれませんが、 ろう者の中には知らない人もいます。 その場所の「有名なもの」よりも、大きな駅からどれくらいとか、乗り換え駅は千葉と東京のどっち?と尋ねる方が分かりやすいよ、と花井講師。 渋谷や品川や横浜など、大きな駅の手話表現を覚えておくと便利ですよ^^   初級クラスには、手話を学び始めて短い生徒さんや経験が長い生徒さんもいて、分かる範囲やレベルも様々です。 そこで、まだ知らない手話表現が多い生徒さんに、経験の長い生徒さんが1つ単語を選んで流れを作り、説明しました。 手話がまだまだの生徒さんは、読み取りや想像力を働かせ、新しい手話表現を覚えることができ 経験の長い生徒さんは、どうしたら分かりやすく伝えることができるか、工夫力が鍛えられます。 手話が分からない時は、身振りや表情、動きを使って工夫しても良いのですが やはり手話表現を覚えた方が、会話の幅も広がります。 【久しぶり】→「小学時代に引っ越してしまった友達と、大人になってから久しぶりに会った」 【努力】→「幼少時から努力してきて、プロ野球選手になった」 【勝負・試合】→「野球でAチームとBチームが試合する」 【競争・ライバル】→「モデルの世界は私が一番キレイ!いや、私!と競争が激しい」 【試験・テスト】→「試験は難しい」 【合格】→「大学に合格した」 【会社】→「あなたの会社は何?」「マツダだよ」 競争と試験の手話表現は同じなのですが、意味が違います。 話の流れや内容をよく見て、どちらなのか理解することが大切になってきます。   1つ単語を覚えたら、その単語を使って、短く例文を作り表現してみましょう。 それができるようになれば、覚えやすいだけでなく伝えたいことが表現できるようになります。 1つ1つ覚えていきましょう^^

続きを読む

5月16日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 日差しが強くなり、緑がさわやかな季節になってきましたね^^ さて、今日の初級コース。 まず花井講師が、テーマを選んで自然な日本手話で話します。 生徒の皆さんはそれを見て、気付いたことや思ったこと、または関連することなどを自由に発言していきます。 それに対し、花井講師がさらに会話を続けていきます。 しかしいつものクセで、生徒さんたちはついうんうんと頷くだけになってしまい・・・ 「何でもいいから、発言することが大切だよ」と花井講師。 テーマは、世間でニュースになった事件でした。 生徒さんも 「ニュースで見た、犯人は近所の人だったんだよね」 「犯人は真面目でいい人って言われていた」 「被害者の家族の気持ちを思うと、胸が苦しい・・」 それぞれ発言しました。生徒さんの手話表現が適切でなかったり、時に間違えていることもあります。 そんな時は「もっと良い表現は何か、みんなで考えよう」と花井講師。 例えば「見た」の表現が、過去形ではなく現在形の「見る」になっていました。 過去形は口形「パ」をつけます。 「他の生徒さんの手話表現を見て、おや?と気になったら言うことが大切だよ」と花井講師。 お互いに言うことで、気付いてすぐ修正することができ、またそれが発見・学びとなります。 事件の犯人について、警察が調査する内容で 「あの人あやしい」や「何か変」という表現が出てきたのですが 「あやしい(警戒)」は表情がとても大切です。 表情が足りないと、意味が違うものに見えてしまいます。「あの人あやしい!」と睨むイメージの強い表情で表現します。 (右手で人を表し、左手の親指と人差し指のみ顎に当てて「(その人が)あやしい」と表現しています。) 「変」は、笑いの意味や普通ではない・危ない意味など幅広いので、事件に関する内容では「あやしい」という表現の方が適切です。 花井講師がより分かりやすい表現をすると、生徒さんも「なるほど!」と感嘆しているのですが 手が止まっています(笑) ただ見るだけではなく、ぜひ花井講師の表現を真似して手を動かし、身につけましょう^^ 表現のヒントもたくさん隠れていますよ。

続きを読む

5月10日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 (生徒さん同士1対1で会話をし、それを見守る花井講師。) 振替出席の方もいらして、人数が多くにぎやかでした^^ まず花井講師が「みんなのクセは何かな?」と尋ねました。 生活の中のクセであったり、手話のクセだったり色々ありますね。 「動きが大きい」 「手話表現が大きくなってしまう」 「話が長くなってしまう」 など生徒さんの答えも様々でした。 4月から通い始めたばかりの生徒さんもいらっしゃいますが、 1年以上になる生徒さんに対しては 花井講師も「話が長いというよりは、最初に戻って繰り返してしまうからだね。途中から進めることが大切だよ」 「ほら、今考えこむところがクセになってるよ(笑)」と明快に分析してらっしゃいました(笑) そこで「1対1で会話をしてみて。他のみんなは手話だけでなく、雰囲気や反応を見て考えよう」と花井講師。 2人である程度会話したところで、花井講師がストップをかけて 「今の会話見て、どうかな?」と尋ねます。 「この手話が分からない様子だった」 「同じ手話を繰り返していた」 と生徒さんたちも気付いたことを答えていきました。 会話の中で、反応がとても大切です。 しかし、ただうんうんと頷いているだけでは「本当に分かっているの?」と心配になりますよね。 相手の顔を見て、一緒に手を動かして「これはこういうこと?」と確認しながら進めていく方が、積極的にコミュニケーションをとろうとしているのが伝わり、相手の信頼・安心感につながります。 (ただ頷くだけでは、コミュニケーションとは言えません・・) また表情や想像力、工夫力も必要です。 相手が「?」という表情や反応をしたら、すぐ気付いて補足説明をしたり 相手によってイメージも様々なので「言いたいことは何だろう?」と考え、工夫するのが大切になってきます。 中には話が通じないと、ついつい日本語どおりに口を動かしてしまう生徒さんもいらっしゃいました。 そうすると、自然ではないばかりか相手も口の形に頼ってしまい、読み取る力がアップしません。 ここは我慢して必要な口形以外は、口をとじて表現することに慣れていきましょう^^ 「会話の中で表現力や読み取る力が足りないと、ズレや誤解が起こってしまう。 しかし相手によってさまざま。例え足りなかったとしても、自分で想像したり読み取ることに慣れていこう」と花井講師が大切なポイントを説明します。 最後は、単語を1つ選んで短く流れを作りました。 ある生徒さんが「車(運転)」のテーマにして、「田んぼ道が狭く先方に譲るため幅寄せしたら、車ごと田んぼに落ちてしまった」と表現したのですが、何と実体験(!)だそうです。無事で何よりでした・・(汗) 花井講師も「どう幅寄せしたの?」「落ちた後、相手の車はそのまま行ってしまったの?」「田んぼ道の横はどんな感じ?」と会話しながら、CLを使って分かりやすい表現にまとめました。 例えば、田んぼ道の横が坂になっているところと、直角になっているところでは落ち方も違いますね。 他のみなさんも「なるほど!」と手を動かしていました。   スムーズなコミュニケーションのためにも、これからも表現力と読み取り力を磨いていきましょう^^

続きを読む

4月24日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 まず自由に会話をしました。 すると、生徒さんたちが「~する時」の手話が多いことに気付いた花井講師が 「『~する時』という手話は不要だよ。いちいち話の中に入れて表現すると長くなるし、なくても見て分かるよ」と説明しました。 実際に「~する時」の手話を省いてみると、なくても内容は分かるので 生徒さんたちも「なるほど!」と頷いていました。 「『~する時』の手話を省いて考えてみてね。手話がきれいに見えるし、何より自然な手話表現になるよ」と花井講師。 ぜひ意識してみてくださいね^^ 次はCL(手話特有の表現方法)のみを使った表現を考えました。 しかしCLを学べるところは数少なく、初めての生徒さんもいらっしゃいました。 花井講師が例として、短く表現したものを見てもらいます。 山々が連なっており、そばに川がザーザーと流れている。花が風に揺れ、蝶々が止まって蜜を吸っている・・。 この情緒あふれる豊かな自然を、手指のみで表現しているのです。 手指だけでなく、表情、動き、位置、全てが合わさって生まれます。 山、川、花、草、蝶々、風などが出てきますが、手話単語本にある手話と同じ表現ではありません。 本に載っている手話が全てではなく、色々な豊かな表現があることを覚えておいてくださいね^^ 見る方はとても感動するのですが、自分が表現するとなると・・・難しい~! 生徒さんたち、手を挙げるのをためらって黙り込んでしまいました(笑) 「間違ってもいいから、チャレンジしてみよう」と花井講師が励まします。 生徒さんも頑張って手を挙げて、「美味しそうなステーキ」「釣りしている様子」「スキーする様子」など、どんどんCL表現しました^^ (釣りでヒットする様子をCL表現する花井講師。右手の人差し指は釣竿、握っている部分はリールを表しています!) 花井講師も「場所があいまいだと分かりづらいよ。はっきり表現しよう」「この表現だと、こう見えるよ。」と修正が必要な部分をアドバイスしていきました。 次は、会話の中でCLを使ってみようと花井講師。 例えば「家のドアの取っ手は?」「使っているマグカップの形は?」「犬と猫、どちらが好き?」 この会話の中で、ドアの取っ手やマグカップの形、犬や猫の姿形や特徴などもCLで表現すると、とても分かりやすいのです! 犬や猫など動物は種類が様々なので、指文字で伝えたとしても分からなかったりします。 また名前は知っているけど、どんな動物だったかな・・と思い出せないこともありますね。 耳が立っている・垂れている、しっぽがまっすぐ・クルンっとなっている、毛並みが長い・短いなど、大きさや特徴をCLで表現すると、すぐイメージできます。 ぜひ生活の中で、これはどういう風にCL表現したら良いかな?と考えてみてくださいね^^

続きを読む

4月19日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 身近なインターネットやWindows・Excel・Wordについて、手話表現を工夫しました。 指文字で言葉を表したとしても、どういうものなのか分かりづらいので ろう者が見ても分かりやすい表現が大切になってきます。 例えばWi-Fiの表現はマークの見た目そのままで、丸の上に3本の丸い線を表します。 (Wi-Fiを表現する花井講師。握りこぶしで丸を表し、その上に立てた3本の指を横に動かして表現しています。) また「インターネット(Yahoo!やGoogle)の上のバーに、☆マークがあるよね。何だか知っているかな?」と花井講師が尋ねましたが、生徒さんたちは何だっけ?と首をかしげていました。 実は☆マークは、ブックマークの追加機能でした。 気に入ったHPを見つけたら、☆マークを押せば検索しなくてもいつでも見られるようになります。 普段使っていても、意外と見ていないものですね(笑) ExcelやWordはCL表現を使って、バーの上に計算機能や描画機能が並んでいる様子、文章を打つ時に出るカーソルなど、すぐイメージできるように分かりやすく表します。 次はろう者がよく使う表現で、なかなか手話本に載っていないものを学びました。 中指と薬指でデコピンしながら横に動かすイメージで表現し 『一発』という意味になります。 (「一発」。横にデコピンするイメージで動かした後、最後は手を全部開いています。) 花井講師が例として「試験に一発で受かった」「思い切って告白したら、一発で振られた・・」など どのような場面で使うのか表現し、 生徒さんたちは意味をつかんだ上で、別の場面を考えて表現しました。 「一発で駐車成功した」「ボクシングの試合が、一発で終わってしまった」など色々出てきましたが 説明しようとして長くなってしまう部分もあったので、花井講師が短く分かりやすい手話表現に修正していきました。 慣れてきたら、生活の場面でこの表現を使ってみてくださいね^^ 「初めてこの料理作ったけど、一発で成功した!」なんていいですね(笑)

続きを読む

4月11日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 今週はどんどん体験の方にお越しいただいています^^色々な方との出会いが楽しみです! さて、今日の初級コース。 体験の方も一緒に、質問など自由に会話していきました。 花井講師がその会話を見守り、手話表現を修正していきました。 自由に会話しているとついつい手話を間違えてしまうこともありますが、相手もそれに気付かないとズレや誤解が起こってしまいます。 「これはこういうこと?」と確認しながら進めていきましょう^^ 片道1時間半かけて来てくださった方がいらして、「初めてここに来るから、迷子にならないか心配だった」と話していたのですが 「迷子」と「迷う」の手話を間違えてしまう方が多くいらっしゃいました。 「迷う」・・どれにしようかな?と選ぶときに使う →お腹の前で両手を揺らして「迷う」と表現 「迷子」・・道が分からなくなる →両目の辺りで両手を回して、混乱する様子を表現 「似ているけど、意味も表現も違うから気を付けてね」と花井講師が分かりやすく説明します。 引き続き会話を続けていきましたが、「位置や場所があいまいになっているのが多いよ」と花井講師。 特に家や駅などの場所や、会話に人が複数出てくる時などの『位置』があいまいになってしまいがちです。 あいまいだと「家がこっちで、駅はどっちなの??」「今話しているのはAさん?Bさん?」と相手は混乱してしまいます。 位置を考え、しっかり表現することを意識してみましょう。 最後は、花井講師がアメリカ人のろう者に扮し(笑) 日本の手話が分からない彼と、コミュニケーションとるにはどうしたらよいか?と皆さんに考えてもらいました。 生徒さんたちは一生懸命、身振り手振りで「野球のイチロー」や「食べ物」など表してコミュニケーションをとろうとしましたが、ついつい日本の手話を使ってしまい、花井講師(アメリカ人)に「コノ手、ナンデスカ?」と言われてしまいました(笑) 「これ日本の手話だから、分からないね」「方向は?指さし?」と行き詰まってしまいがちです。 花井講師は、実際に海外のろう者と出会い、日本の手話を知らない彼らと通じ合えるように、工夫してコミュニケーションをとっていったのだそうです。 もし聴者の皆さんが、ろう者と出会って知らない手話が出てきた時に、「分からない」の一言で終わってしまったら? とてももったいないですよね? 「手話本に載ってない」「分からないから仕方ない、あきらめる」ではなく、表情や身振りや指さしなど何でも使って、工夫することが大切なのです。 「分からないから終わり」ではなく、一生懸命「こういうこと?」と工夫して確認し合うことで、意味が理解できるだけでなく、深くコミュニケーションができるようになります。 何より通じ合えた喜びは、とても大きいものです。 どんな場面でも役立つ「対応力」と「工夫力」を、どんどん磨いていきましょう^^

続きを読む

3月21日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 早いもので、1月~3月期ももう終わりです。 さて、今日の初級コース。 会話の中で、分かりづらい表現やあいまいな表現が出てきたときに こういう意味?と確認すること、もっと分かりやすい表現がないか話し合うことに重点を置きました。 手話に慣れていなかったり知らない手話があると、どうしても手が止まったり間違えた手話表現をしてしまったり・・。 生徒さん同士で会話をしていると、 『手話が分かりづらかったり、表現を間違えているために意味が伝わらない』→『意味の取り違えにより誤解やズレが起こる』が多かったりします。   そこで花井講師は時間を作り、生徒さん同士で自由に会話してもらい、意味の取り違えやズレが起こっている瞬間を見逃さず「今、ズレが起こっているよ。分かるかな?」と生徒のみなさんに考えてもらいました。 もちろん会話した当事者だけではなく、他の生徒さんも一緒に考え、「もしかしてこの表現が違うのでは?」と意見を出し合います。 生徒さん同士で「分かった!」と言っていても、実は意味が通じていないかもしれません。 意外とズレが起こっていることに気付かないことが多いのです。 本当に意味が通じたかどうか、1つ1つ確認することが重要になってきます。 それだけでなく、意味の取り違えやズレが起こらないようにするには、明快で分かりやすい手話表現も大切です。   例えば「アナログTVは映像が荒かったけれど、デジタルTVははっきりしてきれい」という内容ですが アナログTVの箱のような厚さと、デジタルのTVの薄さは、CLで表現します。 (人差し指と親指でデジタルTVの薄さを表し、四角を描いて表現します。これがCLです!) みなさん色々表現を一生懸命考えていましたが、CLならパッと見ただけでイメージができ、とても分かりやすいです。 また、「映像が粗い」は、目を細めぼやけたイメージの表情 「映像がはっきりしてきれい」は、目を見開きはっきり強いイメージの表情で表現することで、違いを明確に伝えることができます。 同じ表情でやってしまうと、違いがよく分かりません。手話だけでなく、表情も大切です! 分かりやすい手話表現を繰り返し、身につけていきましょう^^ 今日は脳みそに汗をかくような内容になりましたが笑、次につながる大切なものです。 ぜひ覚えておいて、これからの手話に活かしていきましょう^^

続きを読む

3月15日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 グー(握りこぶし)を使った手話表現を挙げていき、流れを考えました! 例えばこぶしをこめかみに2回当て、面倒!という表情で表現すると「面倒」「しつこい」 「休み明け、月曜日に仕事行くのが面倒」 「コンビニで酒類買う時の、年齢確認が面倒(笑)」など。 (「面倒」を手話表現する花井講師。面倒だな~という表情も忘れずに!) こぶしを横に倒して「認める」「許可」 「娘の彼氏が誠実な人だったので、交際を認める」 「メジャーリーグに来たばかりの日本人選手が活躍し、チームも認める」 登場人物が自分だけではない場合、自分以外の人を演じるイメージで表情を変える「ロールシフト」が大切になってきます。 ロールシフトができないと、例えばコンビニの店員と客の2人のはずが、1人だけに見えて混乱してしまいます。 ポイントは、目線を変えること。1人は見上げるイメージで、もう1人は見下ろすイメージで目線を変えると分かりやすくなります。 (「認める」の手話表現で、こぶしを横になかなか倒さないことで「しぶしぶ認める」を表現する花井講師。) 他に両手こぶしの小指側をくっつけて、「常識」「マナーを守っている」 例えば「煙草の吸殻を携帯灰皿に捨てる」はマナーを守っているので、この表現になります。 この手話で、片手だけ前に倒すと「失礼」「マナー違反」という意味になります。 表現に強弱をつけることで、 小さく前に倒して「ちょっと失礼だなあ・・」 思い切り前に倒して「これは失礼だ!!(怒)」など、感情を伝えることができます。 中には初めて知る手話表現もあったかと思います。 どれも手話の強弱をつけることで、細やかな感情を伝えることができるとは便利ですね! これは、なかなか手話本に載っていません。 ぜひ1つ1つ覚えていってくださいね^^

続きを読む

3月13日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 手話特有の表現である、CL表現を磨きました! CLと言っても、例えば手指で「人」や「環境(ドアや壁、建物や自然など)」を表すだけではなく 物の形や厚さを正確に表現したり、人や動物などの見た目の特徴を表すこともCLであり、多岐にわたります。 今日は、生活に関するCL表現を考えました。 ここで注意することは、 ■あまり長くなりすぎないこと ■表現が「短い」と「簡単」では意味が違うこと、です。 テーマは「生活に必要なもののCL表現」ですが、生徒さんなかなか思いつかなかったようで 花井講師がヒントとして、商品を探している客に扮しました。 お店にシャワーヘッドを探しに来ている設定です。 「いらっしゃいませ」 「シャワーヘッドを探しているんだけど」 「はい、このようなものがございますが(丸いシャワーヘッドのCL表現)」 「丸いのはイヤだな。他にはない?」 「こちらはこの形ですが(角ばったシャワーヘッドのCL表現)」 「おっ、いいじゃん」 こんな感じです(笑) 店員役の生徒さんは、一生懸命商品のCLを考えて表現しました。 しかし、花井講師から「こんなデカいシャワーヘッドないよ(笑)」「この形ってある!?」とツッコミが入り、大爆笑でした。 CL表現する中で、大きさも実物に近づける必要があります。表現に気を付けないと、大きすぎたり小さすぎたり間違った大きさが伝わってしまいます。 実物をイメージして、それをなぞってみましょう^^ 次はくつのCL表現やパンのCL表現を磨きました。 例えば靴ひもがあるもの、マジックテープで止めるもの、靴底の厚さ、サッカーや野球のスパイクの特徴など表現しました。 そういえば、厚底が流行っていたこともありましたね(笑) (左:左手で表した靴底に、右手で靴底の厚さを表現しています。右:サッカーのスパイク靴。左手で表した靴底に、右手で何回か凹凸を作り表しています。) パンのCL表現は、とても美味しそうなものばかり・・。考えるのも楽しいものですね^^ パンを食べた時のイメージで、両手でふわふわ・もちもち・さっくりなど食感や柔らかさを表現しました。 表現だけでなく、表情も大切です。 みなさん「CLって難しい」とおっしゃいますが、少しでもできるようになると楽しくなりますよ^^ 例えば好きなパンは、どんな形でどんな食感ですか?表面に光沢がありますか?ざらざらしていますか? それを道具を一切使わずに、表情と手指だけで表現できるのは、すごいことだと思いませんか? あまり難しく考えずに、楽しみながら1つ1つCL表現を身につけていきましょう^^

続きを読む

3月12日(月)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 卒業シーズン真っ只中ですね。 学校を卒業した後は、新生活が待っていますね^^ さて、今日の初級コース。 「感情」をテーマに、短く流れを作って手話表現を磨くことに集中しました! 嬉しい・楽しい・悲しい・腹立つなど様々な感情を選んで、流れを考えます。 クラスで半分に分かれて、相談して意見を出し合いました。 例えば「泣く」だけでは、なぜ泣いているのか分かりませんね。 「TVを見て泣く」これが流れです。 相手に伝えるためには、流れはとても大切です。 「タクシーに乗ったら、止まる直前に料金メーターが上がってムカッ!」 「合格発表で自分の番号を見つけて、とても嬉しい!」など、身近なことで色々な感情が思い浮かびますね。 (他の車に割り込まれる様子を表現する花井講師。その後、ムカッ!と怒りの感情を表現します。) 他の人が体験した話は、思わずクスッと笑ったり面白いものもあったりしますね。 「それはこういうこと?」と意味をつかむため確認し合うのですが、一歩間違えてしまうとただのおしゃべり(汗)になってしまうことも・・。 花井講師が話した大切なポイントはこの通りでした。 ■「今の手話表現を見て、大丈夫かな?分かりやすいかな?」と確認する →「相手が何を言いたいのか」に集中しすぎて、手話表現があいまいでも気付かないことがある。 ■長くなってしまう表現を短くする方法は?と考える →説明しようとして長くなってしまうことが多いので、短く明快な表現を考える ■自分の経験だけにこだわるのではなく、想像を混ぜてもOK →一番の目的は、短く分かりやすい表現を考えること また、いくら流れが良くても表現があいまいでは伝わりません。 「電車に乗ったら、乗っていた男の人がイケメン!」という内容ですが、 表情が弱く「イケメン」という手話だけでは分からないよ、と花井講師。 男の人を見て「うわ~イケメン!!」とよだれをたらしてしまうような(笑) 分かりやすい表情と表現が大切になってきます。 また「机にチョコが入ってた!嬉しい!」という内容は、主人公が子どもと大人のどちらかによって反応が変わってきますね。 子どもだと、大喜びして「みんな見て!」と言うかも・・。 高校生とかだと、チョコをくれた相手がだれか分かると反応が違うかも?「うわっ!あの怖い人からだ!ヒエ~!!」なんて別の感情の流れを作ることもできます。 (机の中からチョコを見つけて「これ僕に⁉」と大喜びする様子を表現する花井講師。嬉しそうな気持ちが伝わってきますね!) TV・電車など(生活)+ 感情 嬉しい(感情を1つ選ぶ) + 学校・電車など(場所) このように組み合わせると、色々思いついてくるのではないでしょうか? 「難しいかもしれないけど、手話が上達すると視野が広がって楽しいよ」と花井講師。 生活の中での様々な感情を、相手に分かりやすく伝えることができたら、コミュニケーションも深まり、視野が広がることでしょう。 「この気持ち、手話で短く伝えるにはどうしたら良いかな?」と考えてみてくださいね^^

続きを読む

3月8日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 まず、「表情」のみで会話してみました! 生徒さんたちは「えっ??」と戸惑っていましたが(笑) 工夫力と想像力があれば出来るのですね。 相手が何を言いたいのか、表情と顔の動きから想像してみましょう^^ 表情は、手話表現する上でとても大切なものです。 眉毛を上げたり下げたり、目の動きで意味も変わります。 普段声だけで話していると、声の抑揚のみで感情を表現することが多いからか、表情を使うことがあまりないかもしれませんね。 もし表情だけで伝えるとしたら、どうしたら良いかな?と考えてみてくださいね^^ 次は地方の手話です。 各地に方言があるように、手話も地方によって違うのですね。 花井講師が話してくれたエピソードで、ある地域に行った時にろう者の集まりで写真を撮ろうとしたら、ろう者全員が両手でピースをしながら怖い顔している・・「???」後ろを見たら車にぶつかりそうになっていて、初めて「危ない」という手話だと分かったのだそうです。 頭の辺りで両手でピースして「危ない」という表現が、その地域の手話だったのですね。 東京では、両手の指をつかむように曲げ、胸に縦に並べて2回当て「危ない」と表現するのですが、こんなに違うとは面白いですね! 次はろう者がよく使う手話表現「オーバー」の流れを考えました。 想像を超える、驚きの意味で使われます。片手を横に立てて、驚きの表情と一緒に前に一回出して表現します。 「このシャツが50万円!?オーバー!」 「全くモテない人が、美人と結婚した・・・オーバー・・」 手話本には載っていない表現なので、なかなか「オーバー」の意味をつかむのが難しかったようですね。 また小さく小刻みに動かしたり、大きく動かしたのでは驚きの度合いや意味も変わってきます。 一つ一つ意味をつかんで、覚えていきましょう^^

続きを読む

3月1日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 ろう者特有の自然な手話表現を学びました! それは手話本に載っていないものが多いのです。ぜひ覚えましょう^^ 例えば「上手い!」は、本に載っている手話は「伸ばした腕を手の甲までさする表現」なのですが、 ろう者は「手の甲を叩くように当てる表現」が自然で多いです。 「上手い、すごい!」という表情も忘れずに! (「上手い!」を表現する花井講師。表情にも注目です!) また「診察(診療・保健)」は片手の甲を2本の指でトントンしながら回して表現するのですが、病院関係だけでなく、ろう者の間では「1回会っただけでは分からないから、何回も会って相手を知る」という意味で「診察」の手話が使われることがあります。 「深く調べる・探る」というイメージですね。 次は、注射を何回も打つイメージで「好きで止められない!」「我慢できない!」という意味の手話表現です。 パチンコ我慢できない!お菓子やめられない!という感じで、止められない~!という表情がポイントです。 「注射を何回も打つ」=「麻薬中毒」のイメージで表現するので、かなりハマる・中毒並みということで分かりやすいですね^^; (注射を何回も打つイメージで表現しています。) 他に「びっくり」「ショック」を表す手話表現が色々あるのですが、 その中であごが外れるイメージで表現するものがあります。それが表情が違うと意味も違うものになります。 びっくりして口が開く表情で表現すると、「かなり驚いた」「驚き呆れる」という意味ですが 歯を食いしばり、眉間にしわを寄せる表情で表現すると、「何で⁉」というような驚きと不満が混ざった意味になります。 (左は「かなり驚いた」「驚き呆れた」という意味でよく使われる表現ですが、右のような表情で表現すると意味が変わってきます。) その意味を理解した上で、その手話表現を使った流れを考えました。気持ちを一番最後に表現します。 「来ると言っているのにいつも仮病ばかり!(手話表現)」 「お金払っているのに、授業が全部同じ内容!(手話表現)」 「あっちの方がステーキ大きい・・!(手話表現)」 表情が違うと意味も変わるので、内容によって使い分けられるようになると良いですね^^ 最後に「気になる」という手話表現は色々あることを学びました! 人差し指を曲げて横に動かし、頭が引っ張られるイメージで表現するのですが「それだけではないよ」と花井講師。 (左:基本の「気になる」。頭の位置で表現しています。右:表情を見て分かる通り、「美味しそう・・!」と鼻がつられていますね笑) 人差し指の表現する位置を変えるだけで、様々な「気になる」を表現できるのですね! いいにおい・・鼻が引っ張られるイメージ 美味しそう・・口 素敵な人が・・目 言い過ぎた・・頭 聴こえてくる・・耳 表情もとても大切です。思わずつられるような感じや悩んでいる感じで表現することで、それぞれ意味も変わります。面白いですね! 手話表現も幅広く意味も様々なので、1つ1つ楽しみながら身につけていきましょう^^

続きを読む
12345