10月17日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 教室が始まり、生徒さん同士、久しぶりに会えて嬉しそうです^^ さて、今日の初級コース。 ろう者は耳から情報が入らない分、目に入るものを情報として捉えています。 街を歩いていて、銀行やお店の看板に色が目に入るので、会話の中で 特徴として色のイメージを挙げることがあります。 そこで、身近にある銀行やお店やファストフード店などを、色でイメージすることと 色を言われただけで、すぐ連想できることを目指して考えました。 例えば、マックは赤い看板に黄色い文字ですね。 「ハンバーガーで赤い看板に黄色い文字」と言われたら、すぐマックだと理解できれば ろう者との会話もスムーズです。 花井講師は、あえてヒントを少なくし、「黄色い看板に黒い文字。何か分かるかな?」と尋ねました。 生徒さんたちが確認のため、「安い?」「店舗多い?」と尋ねます。 花井講師が挙げたヒントは、「渋谷や新宿など、大きい駅にある」「値段はそこそこするけど、質は良い」「手帳やメッセージカードとか生活雑貨が多い」でした。 それでも、なかなか分かりません。 「本当は、黄色い看板に黒い文字と言えばすぐ分かるのが理想なんだけどね(笑)」と花井講師。 答えは、「ロフト(LoFt)」でした! 街を歩いた時に、目に入る看板の色や特徴など、意識して見てみると良いかもしれませんね^^ 最後は、「有名」の手話に表情と表現の強弱つけて、 「すごく有名!」「ちょっと有名かな」と表現し分けることを学びました。 生徒さん1人が、有名な芸能人やスポーツ選手を挙げて、「有名?」と他の生徒さんたちに聞いていきます。 聞かれた生徒さんたちは、自分の感覚で「すごく有名!」「まあまあ有名かな」と答えていきました。 もちろん、有名な人が誰かは指文字で表しません。 司会、野球、サッカーなど何をやっているか説明した後、顔や身体の特徴をCLで表します。 例えば野球のイチロー選手の場合は、細めの身体、きりっとした眉に細い目とあごひげ、プレーの特徴などを表します。 明石家さんまさんは出っ歯を表すと、すぐ分かりますね(笑) テレビを観たり街を歩いている時、有名な人やお店の特徴を捉えることを意識して どう伝えたら良いか、考えてみましょう^^ 久しぶりの手話の授業、お疲れさまでした!

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9月12日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 「CL」をテーマに、表現を考えました。 CLとは、手話特有の表現方法で 人や物や風景などの形や特徴を、手で表現する方法です。 例えば「人」は、人差し指や親指を立てた形で表します。 「山」なら、なだらかな形やゴツゴツした形など特徴があるものを表現し分けることができます。 もちろんCLだけでなく、表情と動きを合わせることで、 手話がなくても見てすぐに分かります。   今日のテーマは、手話は使わず「CL」のみ。 「CL表現が身につくと、手話表現の幅が広がるよ」と花井講師。 生徒さんたちもCLのみの表現方法を一生懸命考え、手を挙げて発表していきます。 例えば、北海道地震で土砂崩れが起こる様子。 地面が揺れ、土砂崩れが起こり、家が下敷きになってしまう様子を表現するところまでは良かったのですが、 その後つい「少し離れたところに」と手話を入れてしまいました。 「CLのみ」がテーマなので、これはアウトです(笑) また、「電車を降りて駅名を見たら、降りる駅じゃなかった・・恥ずかしいので別の車両に戻る」内容のCLが発表されたのですが、 花井講師は「まず、表情が分かりづらいよ。あっ降りる駅じゃない!とあわてるのが伝わってこないよ」 「また恥ずかしいから別の車両に戻る、というのは人それぞれじゃないかな?元の車両に戻る人もいるよね」と 助言・指摘しました。 それを踏まえて、より良い表現に修正していきました。 (左手で電車の扉、右手で降りる人を表して「あれっ?何か違う」と表情で表現しています。これがCLです!) 他には、生徒さんが実際に経験したという「自分が運転する車に自転車がぶつかってきた」内容もありました。しかし表現があいまいだと、分からなくなってしまいます。 あれっ車がこの位置で、自転車がこうぶつかったなら・・変じゃない?となってしまうのです。 「どういう風にぶつかったの?」「道路のこの辺り?」「ライトはヒビ?それとも割れて砕けたの?」と 花井講師が生徒さんに確認しながら、適切な表現に修正していきました。 (両手を開いて、車のライトが点く様子を表現する花井講師。) CLは手話とは違って、まるで映像のような表現です。 例えばパンやケーキなど、好きなものの形や特徴をよく見て、手で表現することから始めてみましょう^^ 丸いドーナツにチョコレートがかかっていて、食感はかため ふわふわパンケーキにシロップがとろーり・・なんて色々表現できると、とても楽しいですよ。 まずは花井講師のCL表現をよく見て、真似てみてくださいね!ヒントやコツがいっぱいです。

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9月5日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 「気になったニュース」をテーマに、手話で説明する練習をしました。 ニュースを見ていない人も分かるかどうか?を意識することが大切になってきます。 手話が間違っていたりあいまいでも、ニュースを見ていれば想像できるかもしれませんが 知らない人は全く分からなくなる可能性があります。   「誰かが手話を間違えていたり、あいまいだったらすぐ伝えることが大切だよ」と花井講師。 手話を読み取るのに一生懸命で、つい間違った手話表現を見落としてしまいがちです。 「今のこの手話で合っているのかな?」と花井講師が尋ねると、みなさん「あっ!」と気付くこともありました。 「何か違うな・・」と感じたら、「こういう表現じゃなかったかな?」と確認してみましょう 手話表現をちょっと間違えただけで、意味が変わってしまうこともあるので注意です! 気になったニュースの中で、体操選手の会見が出てきました。 コーチの解雇や協会のパワハラ疑惑など、まさに今世間を騒がせていますね。 生徒さんが協会のパワハラを手話表現しようとして、イメージとして「いじめる」の手話で表したのですが パワハラといじめでは意味が違うので、ズレが起こってしまいます。 花井講師は、協会側が「言葉」をぶつけるイメージで強く表現しました。 表情は落ち着いているけれど、圧力を感じるイメージです。 ガーッと言うような表情だとまた意味が変わってきます。 同じ手話でも、表情によって意味が変わってくるので話の流れをしっかり見ましょう^^ (左:落ち着いた表情と「言葉」の手話表現を強くして圧力を感じさせることで、体操選手が感じたパワハラのイメージになります。右:ガーッと言うような表情だとまた意味が変わってきます。)   次は、大阪で容疑者が留置所脱走して今も逃走中のニュースが出てきました。 内容を説明しようとした時、みなさん「弁護士」の手話が分からず、「何だっけ?」と一生懸命考えていました。 イメージとして「助ける・協力する」の手話で表現してみたりしたのですが、それでは意味が違って捉えられてしまいますね。 「冷静沈着な弁護士(スーツ・バッジ)と、罪人(手錠をかけられている)が面談しているイメージを表現すると、ろう者は分かるよ」と花井講師。 「弁護士」の手話が分からなくても、上記のように工夫することが大切なのですね。   手話単語にこだわらず、イメージを大切にして表現することに慣れていきましょう^^

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9月4日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 台風接近で東京に直撃はしなかったものの、強風や大雨等で交通に影響がありましたね(>_<) 通常どおり来ることができた生徒さんたちで、授業開始です! さて、今日の初級コース。 手をピースにした形を使った手話を挙げてもらいました。 「見る」「調べる」「見つける」など・・色々ありますね。 単語をたくさん知っている方は、シンプルに短く分かりやすく説明することを 単語をよく知らない方は想像して意味をつかむことを目標に、授業を進めていきました。 「松」→ 木の形のCL表現、触ると痛い 「ガラス」→ 魚が見える、水族館のイメージ 「技術」→ 日本の車の技術はすごい! 「ホッとする」→ 甘いものを食べてホッと一息、無事帰ってきてホッとする (「ホッとする」を表現する花井講師。安堵して息を吐くイメージで表します。) さらに「見つける」は口形「パ」と一緒に表現すると過去形になり「見つけた」という意味になります。 「間違える」と「嫉妬する」は実は同じ手話表現なのですが、表情が違います。 ■「間違える」は間違えた!やっちゃった!というイメージの表情です。 →例:塩と砂糖を間違えちゃった!チケットの予約日を間違えた ■「嫉妬する」は悔しい、にらみつけるようなイメージの表情です。 →例:彼氏が他の女性と仲良くしているのを見て、嫉妬する・同僚がどんどん昇進して、嫉妬する 「間違える」は本に載っている手話表現とは違い、ろう者がよく使う自然な手話表現です。 (左:「間違える」 右:「嫉妬する」 2つとも同じ人差し指を鼻に当てて中指を小刻みに動かす手話表現ですが、表情によって意味が違います!) 手話を知らない生徒さんが、使う例を見て「分かった」と言ったのですが それだけではダメなのですね。 もしかしたら、意味を間違ってとらえてしまっている可能性があるかもしれません。 分かったと思ったら、同じように例文を表して「こういう意味だよね?」「こういう場面で使うんだよね」と確認しましょう。 こうしてコミュニケーションをとることで、本当に意味を理解したかどうか確認ができます。 初めて知る手話があったら、手を動かして1つ1つの手話表現を覚えていきましょう^^

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8月28日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 「きちんと(ちゃんと)」の手話を使った流れを考えました 「きちんと(ちゃんと)」手話表現は、離した人差し指と親指をくっつけて少し下に下ろします。 表情は強く「しっかりやる!」というイメージです。 「彼はきちんと毎朝6時に起きる」 「日本人はきちんと行列に並ぶ」 「彼はいつもちゃんと練習していて、すごい」 など、色々ありますね。 (左:「きちんと(ちゃんと)」の表現。まず人差し指と親指を立てて開きます。右:表情と一緒に人差し指と親指をくっつけて少し下に下ろし、表現します。) 気を付けたいのが、手話の組み合わせです。 生徒さんが「きちんと(ちゃんと)」の手話表現を最後に持ってきていました。 私は(指さし)/いつも/6時/起きる/きちんと 「あれ?」生徒さんも表現して何だか違和感に気付いたようです。 「『きちんと(ちゃんと)』の表現は、最初に持ってきた方が良いよ」と花井講師。 彼は(指さし)/きちんと/6時/起きる/毎日/すごい 「彼は毎日きちんと6時に起床している。すごい」という意味になります。 生徒さんが一生懸命考えて表現するのですが、なかなか手話の順番がしっくりきません。 花井講師が「それって自然かな?あれって思うよね?練習してみよう」と助言しました。 他にも、 「彼女はきちんと整理していてすごい」 「ちゃんと資料を準備したのに、忘れてしまった」 「ご飯を残さず、ちゃんと食べる」 「内容をきちんと通訳する」 など色々な流れ(例文)を考えました。 次は、花井講師が日本語に当てはめて表現する日本語対応手話だと ズレが起こってしまう表現を例に、説明しました。 例えば「骨折」。日本語対応手話は「骨+折れる」と表現します。 しかしろう者から見ると、「骨が壊れる?」「どこの部分が?」と分かりづらいのですね。 さらに「親切」を「親+切る」で表現することもあるのだとか・・。 「親を切る??」訳分からなくなってしまいますね。 日本語に当てはめようとするのではなく、見てすぐ分かるイメージを大切にしましょう^^

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8月22日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! お盆休み明けで、生徒さんたちも久しぶりに会えて嬉しそうです^^ さて、今日の初級コース。 「感情」をテーマに、流れを考えて手話表現する練習をしました。 嬉しい・悔しい・腹立つ・楽しい・がっかり・・・たくさんの感情がありますね。 その中からどれか選んで、流れを考えて表現します。 1人2つ手話表現できるのを目標に、生徒さん同士で2つのグループに分かれて相談し合いました。 その時、生徒さんたちがテーマは「感動」だと勘違いしてしまっていたので 花井講師が「感情」と「感動」の違いを説明しました。 確かに「感情」と「感動」の手話は似ていますが、表情と意味は違います。見落とさずに、全体をしっかり読み取っていきましょう。 生徒さんたちも相談しながら、「この表現はどう?」「こっちの方がいいんじゃない?」と 一生懸命考え、やっと発表しました。 どれも最初は色々と補足して長くなってしまっていたのですが、考えて下記のように短くまとめていました。 「立川の住宅街に鹿が出現してびっくりした」 「山口で行方不明になっていた2歳の子どもが見つかって、ホッとした」 「新しいパソコンを買ったけれど、上手く使えなくてイライラする」 「川で、滝壺ダイブをした。初めての経験で楽しかった」 花井講師がより短く分かりやすい手話表現に修正して 「『料理が出てきて美味しそう!食べたらガッカリ』という感じで短くていいんだよ」と説明すると、みなさんなるほど!と頷いていました。 さらに「短い手話表現がどんどんできるように、トレーニングすることが大切だよ。基礎を積むことにつながるよ」と花井講師。 長い文章を考えるより、短い文章の方が思いつきやすいですよね。 それと同じで、短くシンプルに伝わる手話表現を意識してみましょう。 今日のテーマ「感情」は、日常生活の中で毎日感じているものですね。 ぜひ自分の感情を手話表現で伝えるには?と考えてみてください。表情をはっきりさせることも忘れずに! 「福引きで高級牛肉が当たった!!嬉しい~!」と気持ちが上がるような内容だといいですね(笑)

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8月8日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 台風接近中・・。上陸はしないものの雨風が気になる天候の中、生徒さんたちが足を運んでくださいました! 今日は猛暑や台風にも負けない、熱い授業でした。 さて、今日の初級コース。 最初の自由な会話で、 花井講師が「来週、お盆休みだよね。帰省する?」と生徒さんたちに尋ねました。 さらに「年一回?」「夏と冬のどっち?」「旅行行ったりする?」と会話を続けていきます。 生徒さんたちも旅行や帰省の予定があったりして、楽しみな様子です^^   次は、副詞である「たまたま」の手話を省いて表現した流れ(例文)を考えました。 生徒さん同士で相談しながら進めていきます。 「たまたま」という意味を、表情だけで表現することが出来ます。 「道を歩いていたら、(たまたま)友達に会ってビックリ!」 「いつも空振りなのに、今日は(たまたま)ホームランを打った!」などです。 副詞である「たまたま」の手話を省いた表現を考えるのは、 分かりやすく明快になるだけでなく、イメージ力を高めて表現力を磨くことにつながります。 しかし生徒さんたちが手話表現の相談を進めていく中で、 分からない生徒さんへの説明が上手くいかなかったり、間違えているのに気付かなかったり 誰かが発言するのを待っていて、なかなか進まない‥ということがありました。 そこで花井講師が、「手話表現を考えるだけでなく、あいまいな表現に気付いたら『これは違うんじゃない?』『こういう表現の方がいいんじゃないかな?』などもっと意見を言い合うことが大切だよ」。 さらに「手話表現があいまいで分かりづらいのに、何となく意味が分かったから『いいね』と言ってはダメだよ」と続けました。 生徒さんたちも一生懸命考え、 「これはどう?」「あっそれいいね!」「どういう意味かしら?」とそれぞれ発言したり 質問や相談を進めていくのですが 「いつもは釣れないのに、今日は(たまたま)釣れた」の内容を説明しようとして、 いつの間にかテーマが「釣りの場面」になってしまったり、説明したくて長くなってしまうということがありました。 それでも生徒さん同士で気付いて、指摘し合ったり意見を出し合うことが大切です。 花井講師はじっと見守ります。 最後に、花井講師が間違っている手話表現を修正して説明し 「待つのではなく、自分から発言すること、自分で良い方法はないか?と考えるのが大切だよ」。 生徒さん同士で何人か集まっていると、つい遠慮してしまったり自信がなかったり・・ 誰かが何か言うのを待っていたり・・。実は手話のレベルは関係なく、どのクラスでも見られる光景です。 勇気がいるかもしれませんが、 自分から発言すること、相手が発言したことに対して「それいいね!」と反応したり意見を言うこと。 とても大事なことなので、少しずつ増やしていきましょう^^ 生徒さんたち1人1人が意識できるようになると、手話表現について相談や意見交換が活発になり 気付くことや新発見も増え、コミュニケーションが深まるだけでなく、手話の上達につながります。 まずは意識することから、始めてみましょう^^

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7月25日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 猛暑が続きますが、教室はいつもにぎやかです^^ さて、今日の初級コース。 (生徒さんの表現を修正し、分かりやすく指導をする花井講師。) 自由に会話する中で、表現1つ1つを考えました。 手話表現がまだまだだったり、あいまいなために 話が通じない・分からないことがあります。 花井講師が生徒さん同士の会話のやりとりを見守り、 分かりづらいあいまいな表現が出てきた時に、ストップをかけました。 「ちょっと待って、この手話表現で良いのかな?自分は見ても分からないよ」 会話している生徒さんは、あいまいでも何となく分かるかもしれませんが ろう者である花井講師が見て分からないのでは、他のろう者とも通じないということになってしまいます。 ある生徒さんが「イギリスで熱波が原因で起こった山火事」を伝えたかったのですが、 葉や枝がこすれ合って山火事が起こる様子の手話表現が難しく、また表情も足りなかったために花が咲いているような別の表現に見えてしまいました。 そのため他の生徒さんは何の話か分からず、一生懸命理解しようと その生徒さんの表現を真似て、質問したりコミュニケーションをとりました。 (「分かる?」と聞かれて、あいまいな時は「うーん、(少し)分かる・・」と微妙という表情で答えます。) 中には「分かった!」という生徒さんと、「分からない」という生徒さんがいました。 実は、どちらもNGなのですね。 「分かった!」といっても、実は間違っているかもしれません。 分かったと思っても、まず「こういうことだよね?」と質問して確認することが大切です。 「分からない」といっても、ただ「分からない」の一点張りでは、前に進みません。 相手の手話表現から想像し考えて「これってこういうこと?」「こういう意味?」と質問して確認することが大切です。 「分からなくても、想像して工夫しよう」と花井講師。 (右手で左手の甲を2回ポンポンと叩いて「方法(やり方)」の手話を表現しています。) 例えば、「(『アフリカ』の手話を表現し)この手話分かる(知ってる)?」と聞かれたとします。 この時、分かる場合は「分かる(頷く)」だけで終わるのではなく、「黒人だよね?」「民族衣装着てジャンプしたりしてるよね?」とイメージを話して確認することで、本当に通じているかどうか分かります。 そうすると、話し手も「良かった、ちゃんと通じてる」と信頼・安心感にもつながります。 また話し手が手話を間違えていた場合にも、気付くこともできます。   逆に分からない場合は、表情を「分からない」とはっきり表し、「それは国の手話?」「イメージは何?」と質問して探します。 そうすることで、話し手も「そうか知らないのか、どう説明しよう?」と考えたりできます。 ただ、答えとは遠かったり分かりづらい質問をしてしまうと、さらにズレが起こってしまい時間もかかってしまいます。 「質問の内容も大切だよ」と花井講師。 こうして分かる分からないも関係なく、質問・確認を繰り返しコミュニケーションをとっていくことで、 信頼関係も築くことができ、理解も深まります。 なかなか分からない生徒さんが、思わず「分からなくてごめんなさい」と謝ってしまう場面がありました。 「それは、違うよ。分かる分からないも『勉強』であり『学び』なんだよ。」と花井講師。 申し訳ないと思ったり、謝る必要は全然ないのです! 分かる人、分からない人、あいまいな人、人それぞれ違います。 どうしたら皆分かるかな?もっと良い表現はないかな?と考えて工夫することが、一番大切です。 手話で会話する時は、話を本当に理解できているかどうか、 どう確認したら良いか、意識してみてくださいね^^

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7月11日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 人気の水曜日初級クラス。なんとイギリス出身の男性が来てくださいました! これまでも入門クラスに外国の方がいらっしゃいましたが、手話経験がおありとのことで初級クラスは初めてです^^ さて、今日の初級コース。 体験の方も含めて、まず会話をしました。 自由に1人選んで、質問して会話のやりとりをしていきます。 「好きな果物は何?」「暑いのは好き?」など、色々な会話が出ましたが 「寒いのは好き?」 「苦手です」 「私は好き!」 「へえ~!」 「・・・」 「・・・」 と、やりとりが短く終わってしまうことも・・。 「例えば寒いのが好きなら、冬は鍋が美味しいよね、とかもう少し考えて会話しよう」と花井講師。 なぜ好きなのかもう少し掘り下げて聞いてみると、発見もたくさんありますね! 手話の表現についても間違っていたりあいまいなために、意味が分からなくなってしまうということがありました。 花井講師が1つ1つ、正しく分かりやすい表現に修正していきます。 例えば、両手の人差し指を立てて向かい合わせると、「会う」という意味になり 一見簡単な表現に思えますが、その時に両手の人差し指の腹をくっつけてしまうと・・・! 「チューしてるの?」となってしまうので注意です!(笑) 人差し指の腹は、顔を表しているのです。 簡単そうな表現ほど、気を付けたいものですね。 次は、CL表現を磨きます。 TVモニターに山手線の路線図を映し、「○○駅から2つ目の駅は?」とCL表現で位置を表す方法と、読み取りを学びました。 自分が表現する時は、自分から見たままを表現し 相手の表現は逆に読み取る必要があるので、最初は混乱しますが慣れていきましょう!   次は、美味しそうなステーキのイラストが映し出されました。 同じように見えて1つ1つ違うので、特徴をとらえて表現する必要があります。 「お皿にのっていて右側にこういう形のポテトがある」「見た目が本物並みで、コーンがあふれるほどのっている」などです。 花井講師のCL表現は的確で、生徒さんたちもすぐ理解できました!   体験にいらしてくださった方の中には、講習会に通っている方もいらっしゃいました。 講習会では「指文字」を学ぶことが多いのですが、ここでは使いません。 その理由を花井講師が説明していきます。 ダメというのではなく、できるだけ指文字に頼らずに表現を考える、イメージ力を高めるためです。 また指文字で表現されても、長くなったり意味が分からないということもあります。 ぜひ指文字(=日本語)に頼らずに、 どうしたら目で見てすぐ分かるかな?と表現を考えてみてくださいね^^

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6月14日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 生徒さんに誰か1人、他の生徒さんを選んで自由に会話してもらいました。 「メガネとコンタクトどっち?」「コンタクト」「家ではメガネかけているの?」とある程度会話が続いたところで、ストップがかかります。 「今の会話を見て、どうかな?一番の課題は何だろう?」と花井講師が尋ねます。 特に大きな間違いがあったわけではありません。普通に会話が進んでいました。 生徒さんたちは首をひねりました。 すると「表情と手話表現の強弱が足りないよ。眉毛の動き・頷きなども大切だよ」と花井講師。 ある程度手話経験があると、表情や表現が足りなくても内容が分かってしまうので、実は見落としがちです。 (両手の人差し指で、眉毛の動きを表す花井講師。) 次の生徒さんは「あなたの癖は何?私は考えている時につい腕を触ってしまうのが癖で・・」という会話でしたが 手話表現が「性格」になっていました。 それに気付かず、相手の生徒さんも話の流れから「癖」だと理解して会話が進んでしまいました。 実は「癖(身につく)」と「性格」の手話表現は似ているので、区別する必要があります。 相手の手話表現が少しでも違っていたら、「それってこういう表現じゃないかな?」とすぐ伝えましょう。 そうしないと、ずっと間違いに気付かないままです・・(汗) (開いた右手を握りながら、左手の甲に重ねて「癖(身につく)」と表現します。「性格」は、右手の人差し指で左手の甲を払った後、同じ表現をします。似ているので、注意です!) 癖に関する話になり、「今まで見た癖は何?」と花井講師が尋ねると 「考えごとしている時に眉毛を引っ張っている」 「貧乏ゆすり」 「頭かきかき」 と色々出てきました(笑) ちなみに花井講師は、学生時代の同級生が、かなり髪型を気にしてずーーっと髪をいじっていたそうです(笑) CL表現を駆使してその様子を再現する花井講師に、生徒さんたちも爆笑でした。 (鏡を見ながら、ずーーっと髪をいじっている様子を再現する花井講師。笑) 「『癖(身につく)』の手話は、意味も色々あるよ」と花井講師。 「電車に乗ったらすぐスマホいじるのが癖になっている(当たり前になっている)」 「ランニングが面倒だったけど、帰宅するついでに走るようにしたら、身体が覚えて当たり前になった」 「何度も練習して、身についた」 などです。様々なパターンを覚えましょう^^ 最後は、手話に関する話になると ある生徒さんが「今の手話勉強は楽しいけど、通訳目指した方がいいのかな・・って」 花井講師が「みんな、通訳士という資格を取ることだけが目的になってしまっている。基礎をしっかり積み重ねて、少しずつ段階を踏んでいくことが大切だよ」と忘れられてしまいがちなところを説明すると、 みなさん納得でした。 楽しく手話を学んで、これからも可能性がどんどん広がっていくといいですね^^

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6月13日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の初級コース。 「虫」をテーマに、会話をしました。 花井講師の実家の近くに山があり、トンボやクモなどの大きさが巨大だったそうです・・。 そこで、「虫で大変だった経験は何?」と花井講師が尋ねました。 すると 「友達とおしゃべりしていたら、口の中に虫が入ってきた!」 「寝ていて違和感を感じ、目を覚ましたら手にムカデが!!」 「家族で北海道のキャンプ場に行ったら、蛾がものすごいたくさんいた・・」 とぞ~っとするようなエピソードを話してくれました(笑) そこで花井講師が会話だけでなく、より良い表現に修正していきます。 例えば「口の中に虫が入ってきて、吐き出した」で「吐く」手話表現をすると 「気持ち悪くなってもどした」という意味に捉えられてしまいます。 人差し指で虫を表し、口から吐き出す表現をします。 「ムカデ」は両手を広げて指を動かしながら下に降ろして、たくさんの足を表現します。 (子どもが好きな「カブトムシ」の手話。ピースの指を曲げ、おでこから上にあげて表現します。) 「虫がいっぱいいた」は「虫/いっぱい」と表現するのではなく 両手の指を全て動かして、うじゃうじゃいる様子を表現します。リアルでぞ~っとします・・。 「また『虫がいっぱいいた』と言っても、止まっているものと動いているものでは 意味が違ってくるよ。その区別も大切だよ」と花井講師。 また少ない時は、両手の人差し指を立ててあちこちに動かしながら、数匹いる様子を表現します。 (左:両手の人差し指で、数匹の虫を表現しています。右:両手の指を動かし、うじゃうじゃいる様子を表現しています。表情にも注目です!) 日本語に縛られることなく、見てすぐイメージができるような豊かな表現です。 そこに虫がいそうで、ぞ~っとしますが(笑)   最後は、スマホの機能の話になりました。 「インターネットとメール以外にスマホに必要なものは?」と花井講師が尋ねると、 「電車の乗り換え案内」「カメラ」「天気予報」「万歩計」と色々出てきました^^ (TVモニターを使って、スマホの便利な機能を説明する花井講師。生徒さんたちも「初めて知った!」とびっくりしています^^) スマホの「カメラ」と聞くとつい「カメラのシャッターを押す」表現になりがちですが、スマホで撮影している様子を表現をするのがポイントです。 手話本に載っている手話は「カメラのシャッターを押す」表現だけですが、一眼レフや携帯など何のカメラかによって表現も変わってくるので、ぜひ覚えておいてくださいね^^ これからも、相手に伝わる表現を磨いていきましょう!

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6月5日(火)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 早いもので4月~6月期の授業も、残りあと少しになりました。 さて、今日の初級コース。 まず、目で見る力を鍛えるトレーニング&復習として「空書」をしました! 日本手話は、目で見るものです。 空書は、 ・読み取り力 ・イメージ力 ・想像力 が鍛えられます! 生徒さん同士で、「漢字を空書」→「読み取ったものを空書」していきます。 (人差し指と手首を固定させて空書すると、はっきり読み取りやすくなります!) 空書に慣れている生徒さんもいれば、苦手な生徒さんもいらっしゃって それぞれ違います。 なかなか読み取れず、「分からない・・」という生徒さんもいましたが 「間違ってもいいから、想像で答えを出してみよう」「相手の動きをなぞってみて」と花井講師。 相手の空書は、自分から見て逆の向きになります。 自分の空書は、自分から見て正しい向きになります。 相手の空書を逆にして読み取るのは、実はイメージ力と想像力が大事になってくるのです。 多かったのが「開」や「関」など、真ん中にある文字を間違えてしまうことでした。 書き順や動きも似ているので、相手の指をしっかり見て想像しましょう^^   次は、山手線の大きな駅を空書→読み取りと、手話表現を確認しました。 さらに位置も表現します。 例えば東京と新宿をメインにし、「渋谷」は新宿からいくつ目?などです。 駅名だけでなく、イメージとして位置も覚えておくと便利です^^ はっきり分からなければ、「だいだいこの辺り」と表現します。 (両手で、東京と新宿の位置を表しています。そこから上?下?いくつ目?と分かるように表現します。) 「空書って、空間に文字を書くだけでしょ?」と思われるかもしれません。 しかし意外と書き方と読み取りが難しく、分かりづらい時はイメージ力や想像力でカバーする必要もあります。 実は色んな力が鍛えられるのです。 ぜひどんな早い空書も読み取れるように、マスターしていきましょう^^

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