12月14日(木)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です!
さて、今期最後の初級コース。
「真面目」の色々な表現を学びました!表現は一つだけではありません。
手話に強弱をつけて、「ちょっとだけ真面目」「とても真面目!」という表現もできるのですね。
(左:短く表現して「ちょっとだけ真面目」 右:首の上まで表現して表情も強く「真面目!」)
この初級クラスの生徒さんたちは、今年4月からずっと通っていただいているので、半年以上になります。
花井講師が生徒さん1人1人を見て、
「○○さん最初は真面目かと思っていたら、意外とふざけることもあるね(笑)」
「○○さんはずーっと真面目だね(笑)」
と『真面目』の手話表現に強弱をつけながら会話し、「ちーがーうー(笑)」と反論する生徒さんもいて盛り上がっていました^^
(左手で「表」、右手で「自分」を表し、表・外での自分を表しています。)
また、外では真面目だけど、家の中ではダラダラ・・という表現は、片手で家の屋根を表し、もう片方の手で行ったり来たりして家の内外の様子を表します。
(左:「気をひきしめる」 右:「気がゆるむ」 表情も違います!)
「気をひきしめる」(胸の前で両手をキュッと締めるイメージ)
「気がゆるむ」(胸の前で締めている両手をゆるめるイメージ)で表現します。
「気をひきしめる」の他に、「気をつける(注意する)」「集中する」という表現も学びました。
関連する手話も大事です。
(左:両手を胸の前で握り、「気をつける・注意する」 右:開いた両手を握りながら下に動かし、「集中」 ここでは魚が下にあるので、下に動かしています。)
例えば「魚をさばいていて、横に切る時」ですが、素人とプロでは違いますね。
素人なら(手を切らないように)注意して切る
プロなら集中して切る
(右手で包丁を表し、魚を横に切っている様子。これは素人と分かりますね笑)
このように文の流れによって適切な手話表現を考えて、表現することも大切になってきます。
次は、「見栄を張る」という手話表現を学び、流れを作ります。
誰でも、ちょっぴり見栄を張ってしまうことってありますよね・・(笑)
「有名なショップに行ったら、よく来るんですか?と聞かれ、見栄を張って答えた」
「コーヒーメニューの内容が分からず、見栄を張って注文したものは苦~い!!」
と実話も出てきて、盛り上がりました(笑)
(「見栄を張る」手話表現をする花井講師。表情にも注目です!)
「見栄を張る」手話表現は、「見た目は良いのに中身は・・」という意味にも使われます。
「このパソコン、見た目はカッコいいのに、中身はパワー足りないからダメ」などです。
本当に幅広いですね~!一つ一つ覚えていきましょう^^
最後に、これまで学んだ手話の集大成として
花井講師が「気をつける」「集中」「見栄を張る」を使って、昔話「桃太郎」を手話表現してみようと提案しました。
たちまち固まる生徒さんたちでしたが(笑)
昔話「桃太郎」に忠実でなくてもいい、遊び心でやっていいんだよと花井講師。
例えば、「おじいさんおばあさんもお互いの加齢臭が気になってるけど、見栄を張って仲良くしている(笑)」
「おばあさんが洗濯に集中していて、流れてくる桃に気付かず、このまま桃は流れていってしまった・・」
というオリジナルストーリーを作っても良いのですね。
生徒さんたちも笑いが止まりませんでした(笑)
(盛り上がっている花井講師と生徒さんたち。笑)
普通と違うのは面白いですね!
授業以外でもぜひ、遊び心のエッセンスを加えて、オリジナルストーリーを考えてみてくださいね(笑)
「じゃあこの場面の手話表現はどうしたら?」と復習にもなります^^
3ヶ月間、本当にお疲れさまでした!