8月8日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 台風接近中・・。上陸はしないものの雨風が気になる天候の中、生徒さんたちが足を運んでくださいました! 今日は猛暑や台風にも負けない、熱い授業でした。 さて、今日の初級コース。 最初の自由な会話で、 花井講師が「来週、お盆休みだよね。帰省する?」と生徒さんたちに尋ねました。 さらに「年一回?」「夏と冬のどっち?」「旅行行ったりする?」と会話を続けていきます。 生徒さんたちも旅行や帰省の予定があったりして、楽しみな様子です^^   次は、副詞である「たまたま」の手話を省いて表現した流れ(例文)を考えました。 生徒さん同士で相談しながら進めていきます。 「たまたま」という意味を、表情だけで表現することが出来ます。 「道を歩いていたら、(たまたま)友達に会ってビックリ!」 「いつも空振りなのに、今日は(たまたま)ホームランを打った!」などです。 副詞である「たまたま」の手話を省いた表現を考えるのは、 分かりやすく明快になるだけでなく、イメージ力を高めて表現力を磨くことにつながります。 しかし生徒さんたちが手話表現の相談を進めていく中で、 分からない生徒さんへの説明が上手くいかなかったり、間違えているのに気付かなかったり 誰かが発言するのを待っていて、なかなか進まない‥ということがありました。 そこで花井講師が、「手話表現を考えるだけでなく、あいまいな表現に気付いたら『これは違うんじゃない?』『こういう表現の方がいいんじゃないかな?』などもっと意見を言い合うことが大切だよ」。 さらに「手話表現があいまいで分かりづらいのに、何となく意味が分かったから『いいね』と言ってはダメだよ」と続けました。 生徒さんたちも一生懸命考え、 「これはどう?」「あっそれいいね!」「どういう意味かしら?」とそれぞれ発言したり 質問や相談を進めていくのですが 「いつもは釣れないのに、今日は(たまたま)釣れた」の内容を説明しようとして、 いつの間にかテーマが「釣りの場面」になってしまったり、説明したくて長くなってしまうということがありました。 それでも生徒さん同士で気付いて、指摘し合ったり意見を出し合うことが大切です。 花井講師はじっと見守ります。 最後に、花井講師が間違っている手話表現を修正して説明し 「待つのではなく、自分から発言すること、自分で良い方法はないか?と考えるのが大切だよ」。 生徒さん同士で何人か集まっていると、つい遠慮してしまったり自信がなかったり・・ 誰かが何か言うのを待っていたり・・。実は手話のレベルは関係なく、どのクラスでも見られる光景です。 勇気がいるかもしれませんが、 自分から発言すること、相手が発言したことに対して「それいいね!」と反応したり意見を言うこと。 とても大事なことなので、少しずつ増やしていきましょう^^ 生徒さんたち1人1人が意識できるようになると、手話表現について相談や意見交換が活発になり 気付くことや新発見も増え、コミュニケーションが深まるだけでなく、手話の上達につながります。 まずは意識することから、始めてみましょう^^

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8月6日(月)入門コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の入門コース。 少しずつ手話に慣れてきた生徒さんたち。 花井講師との会話も増えてきました! まず花井講師が、手話表現は様々で 地域によって違う手話があることを説明しました。 例えば、「月曜日」の表現は「月の形」と「月という漢字の形」の2つがあります。 「水曜日」となると、「水の手話」だけでなく地域によって「手で水を飲む時の形」を表現するところもあるそうです。 生徒さんたちも、「へえ~!」と驚いていました。 「ろう者によっても表現は様々なので、いくつかの手話表現を覚えておくと良いよ」と花井講師。 手話は1つだけではないことを、頭に入れておいてくださいね。   次は「寝る時はクーラーつけてる?」という話になり、 「オバケの話は好き?」と尋ねると、生徒さん全員が首を振り「怖い」と答えました(笑) そこで花井講師が「オバケの話は、クーラーいらないよ(笑)」と 夜の屋敷を体験する様子を表現しました。 「ゆっくり廊下を歩き、ドキドキしながらドアを開ける」 「ドキドキ」の手話表現をしなくても、緊張した面持ちでドアノブを握る様子、 つまり表情だけで表現できるのですね。 (そろりそろりと歩き、ドアを開けようとする・・これだけで「ドキドキ」が伝わってきますね!) 花井講師の手話表現は、リアルでこちらまで緊張感が伝わってきます。 「ドアを開けて何もないことが分かり、ホッとして振り返ると・・!ギャー!!」 「ひー!」生徒さんたちの顔は笑っていましたが、怖がっていました(笑) 涼しくなったことでしょう・・。   次は地図のCL表現です。 TVモニターに地図を映し出し、花井講師がお店や建物の位置のCL表現をしました。 読み取る側は逆に読み取る必要があるので、混乱しないように注意です! (腕で道路を表し、もう片方の手で方向を表しています。こちらから見て逆になるので、花井講師が指さしているのは「左」ということになります!) 「この道路を右に行くと、マックがある」「その向かいに、モスもある」と花井講師が表現すると、 生徒さんたちもイメージがつかめてきたようです。 さらに流れで「マックとモス、どっちが好き?」「好きなメニューは?」と会話が盛り上がりました(笑) 他の入門クラスでも同じ会話で盛り上がり、ほとんどがマック派だったのですが このクラスでは全員モス派でした。 (生徒さんたちとの会話で盛り上がっています!) マック派ではポテトが人気で、モス派ではライスバーガーが人気だそうです。なるほど! 地図のCL表現ができるようになると、イメージがつかめて便利なだけでなく 「この辺に新しいお店出来たよね」「駅の向こうのカフェ美味しいよ」など楽しい会話もできます^^ 少しずつ、楽しく覚えていきましょう!

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8月3日(金)通訳コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の通訳コース。 手話通訳は読み取りだけでなく、ろう者が見て分かりやすい手話表現も大切になってきます。 また、相手がどんなことを言うか分からない状況の中で、臨機応変に対応する必要もあります。   まず花井講師が「最近どう?」と尋ねました。 ある生徒さんは、家でもらったカブトムシを育てている話をしたのですが、 「手話表現が、ろう者から見て分かりづらいよ。もっと良い表現はないか考えてみて」と花井講師。 「カブトムシ」に対して、「育てる」「世話する」の手話は合うでしょうか? さらに「オスとメスのカブトムシがケンカしている」ことを伝えようと 手話表現を修正したものを何回か表現すると 「1回目と3回目の表現、意味が変わっているよ。分かるかな?」と花井講師。 生徒さんとしては、より良い表現を探して意味を変えたつもりはなかったようですが、 ろう者から見ると意味が変わってしまうのですね。 「オスとメスのカブトムシがケンカしている、いつも(毎日)」 「オスとメスのカブトムシがケンカしている、繰り返し」 「いつも(毎日)」と「繰り返し」の手話では意味が違ってきます。 「繰り返し」だと、「昨日だけ何回も」という可能性もありますね。 一見似ているようで、意味が変わってくる手話表現には注意したいものですね。 またカブトムシがケンカするCL表現についても、「一方的」か「お互いにやり合う」かで 意味が違ってきます。 生徒さんたちがより良い表現を探すため、一生懸命練習するのですが、表現は1つだけでした。 それを見て「もう少し視野を広げてみよう。1つだけではなく他の表現を探すのも大切だよ」と花井講師。 表現は1つだけではありません。 何を言いたいのか、ろう者が見て明確であれば良いのですね。 こうして修正を繰り返しながら、分かりやすい手話表現を磨いていきます。 手話表現に一生懸命になって、つい表情を忘れてしまうこともあるので、表情と手話はセットで意識していけると良いですね。 手話通訳の現場では、手話表現が分かりづらいためにろう者が疲れてしまったり 意味を間違えてとらえてしまったりして、誤解やズレが生じる問題も多いのだそうです。 読み取りだけでなく、手話表現もとても大切です。 これからもどんどん数を重ねて、磨いていきましょう。

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8月2日(木)コミュニケーション応用コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 相変わらず、猛暑の日々です。生徒さんたちが教室に入ってくると、「今日も暑いですね~」が合言葉になっています(笑) さて、今日のコミュニケーション応用コース。 (花井講師の巧みで面白い話術と手話表現に、生徒さんたちも大爆笑。盛り上がっています!) コミュニケーション応用コースは、楽しくコミュニケーションをとりながら よりスムーズな会話力を身につけていきます。 まず花井講師が、「周囲で聞いた新しい情報やニュースとか、何かあるかな?」とみなさんに尋ねました。 「例えば、最近女性に人気なのがスローモーション撮影。 容器のプリンを皿にあける瞬間を、普通に撮影したら静止画だけど スローモーション撮影なら、プリンが皿に落ちてぷるんと揺れる瞬間も撮れるんだよ」と 花井講師がCL表現を使いながら、説明しました。 (容器のプリンがゆっくり皿へ落ちて、ぷるんと揺れる様子を表現する花井講師。美味しそうです!) カメラに詳しい生徒さんもいらっしゃって、 「水をそのまま撮影すると静止画だけど、スローモーション撮影すると雫の1つ1つまで見える」と CL表現を使って説明したのですが、 「静止画を表現する時は、止まる瞬間を表情ではっきりと表現した方が分かりやすいよ」と 花井講師が足りない表現の修正や助言をしていきました。   他にも、「猫カフェで感染症が広がって、休業になっている」などニュースの話があり、 「フランスでは免疫力をつけるため?手を洗わないらしいね」 「フランスパンをむき出しで、そのまま持ち歩いて食べてるってTVで観た!」など、会話が盛り上がりました。 最後に「暑いのは平気?」と尋ねると、みなさん首を振ってイヤそうな顔です(笑) 「顔を見れば分かるね(笑)」と花井講師。 会話の中で出てきた「風がやさしい」という表現ですが、「優しい」の手話で表現するのはイメージに合いませんね。 心地良さそうな表情で、両手で弱い風を表現します。   生徒さんが「寝る時にエアコンつけないけど、主人が暑がり」という話をしていて、 「隣の部屋のエアコンをつけて、その風が主人に当たるように引き戸(ふすま)を開けている」と説明しようとしたのですが、 全てCL表現しようとして混乱してしまったようです。 「引き戸(ふすま)」の表現が部屋の中に仕切りがあるように見えてしまったり、なかなか難しいです。 すると、「全部CL表現しようとしないで、必要な部分だけが良いよ。あとは説明も大切だね」と花井講師。 説明が足りないと、何のCL表現か分からなくなってしまいますね。 花井講師が適切な表現に修正すると、グッと短くなり分かりやすくなりました。 ぜひ真似て、覚えていきましょう^^   手話で会話することは楽しいのですが、どのように表現したら良いか分からなかったり、分かりづらい表現で意味を間違って捉えられてしまうこともあります。 これからも楽しくコミュニケーションをとりながら、適切でより良い手話表現を学んでいきましょう^^

7月31日(火)コミュニケーション基礎コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 台風が一過し、暑さが戻ってきましたね・・。 さて、今日のコミュニケーション基礎コース。 コミュニケーション基礎コースは、手話の経験やレベルも様々な生徒さんがいらっしゃいます。 花井講師と生徒さん同士で、手話で楽しくコミュニケーションをとりながら 工夫力や表現力・会話力を学んでいきます!   ちょっとした会話で、 「冷房で寒くなってきたらあっちの席に変える」を冗談で「あっちの席に引っ越す」と表現することがありました。 「引っ越す」は家を表現して、それを動かすイメージで表すので 真面目に読み取ると「えっ?引っ越し??」と意味が分からなくなってしまうかもしれませんね。 そこで「冗談」という手話を知らない生徒さんがいらしたので、 その生徒さんに説明するため、「冗談」を使った流れ(例文)を考えました。 例えば「昨日、月に行ってきたの!・・なーんて、冗談だよ~」 「わさびが大好きで、わさびだけ食べてる!・・うそうそ、冗談よ~」という感じです(笑) (「冗談」の手話。両手を顔の横から前へ2回払うようにして、表現します。「冗談だよ~」と笑う表情も忘れずに!) その時、手話を知らなかった生徒さんが「分かった」と言っても終わりではなく、 同じように流れ(例文)を考えて、表現してもらいます。 本当に意味を理解できているかどうか、誤解やズレが生じていないか確認することが大切です。 こうすることで、手話を知らない生徒さんはどういう時に使う手話なのかを学び 既に知っている生徒さんは、どう工夫して分かりやすく伝えるか学ぶことができるのですね^^   次は、「指さし」を使った表現を考えました。 人差し指をたてて、表現する内容によって色々な方向を指さして表します。 「指さし」は位置を表す、とても大切なものです。 例えば「友達/とても面白い/横(指さし)」 「あっち(指さし)/座っている/上司/面倒」など・・。 上司が座っている席の位置も、向かいなのか後ろなのか、指さしによって意味が変わってきます。 (左と右では、指さしの方向が違います。意味も変わってくるので、よく見ましょう!) 次は、「分かりやすく伝えるためにも、CL表現を磨くことが大切だよ」と花井講師がCL表現し、 それを生徒さんたちにも同じように表現してもらいました。 例えば、飛行機のCL表現を使った内容です。表情によって意味が変わります! 「(飛行機)着陸できない」→「着陸/できない(パー)」 「(飛行機)着陸できないの?」→「着陸/できない(パー)/?(眉を上げる疑問の表情)」 「(飛行機)着陸できないんじゃない?」→「着陸/できない(パー)/じゃない?」 表情は良くても飛行機の表現を間違えてたり、逆に飛行機の表現は良くても表情が足りなかったり・・ 「惜しい!難しいけど、全部スムーズに表現できるように頑張ろう」と花井講師。 最後には、花井講師オリジナル版の「桃太郎」で盛り上がりました! 現代版の桃太郎は洗濯機から桃が出て来るとか、桃太郎と桃子の双子とか ハイテク機器を駆使して鬼を退治するとか・・(笑) 花井講師の豊かな表現と面白おかしな内容に、生徒さんたちも引き込まれ大笑いでした。 手話のレベルは関係なく、お互い楽しく高め合っていけると良いですね^^

7月27日(金)通訳コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の通訳コース。 (最新の手話通訳事情を説明する花井講師。) 生徒さん同士で、手話通訳への思いや悩みなど、通訳に関する話をしてもらい 花井講師が最新の手話通訳事情や、ろう教育の問題点などを説明しました。 通訳クラスの生徒さんは、手話通訳者等養成講習会に通われている方、ろう者の友人が多く通訳を頼まれることがある方など、様々です。 手話通訳士を目指している方が、手話表現の1つ1つを考え修正を重ねることをせず、 段階を踏むこともせず「急いで資格をとることしか見えていない」問題の話がありました。 その結果、「試験には受かったが、ろう者が話していることが分からず通訳ができない」「手話が未熟なままの通訳者が増えてしまう」問題があるそうです・・。 手話通訳士の資格を持っているからと言って、必ずしも良い通訳ができるとは限りません。 本当に人それぞれです。 そのためろう者たちは、資格を持っていなくても手話表現が分かりやすく、スムーズな通訳をしてくれる人に頼むこともあります。 通訳にとって大切なことは何なのか?必要なことは何なのか? 一度立ち止まって、考える必要があるかもしれません。 生徒さんも、 「眉を上げる表情が上手くできない」 「長年の手話の癖がついてしまって、修正が難しい」 「講習会で、ろうの先生に表情がオーバーだと言われてしまった」 「内容をつかんで、全て通訳するのが難しい・・」 と色々な疑問や悩みを話していました。 通訳は感情的にならず冷静であることが必要と言われますが、「無表情であるべき」と指導しているところもあるそうです・・。 果たして無表情で、ろう者に分かりやすく伝えられるのでしょうか? 「表情はとても大切だよ」と花井講師。 (「表情」の手話表現をする花井講師。) また、ろう学校の教師は日本語対応手話を使うことが多いのですが 生徒たちは自然な日本手話を使うことが多いために、教師と生徒の間のコミュニケーションが成り立たずズレが起こってしまい、ろう教育に影響が出る問題があるそうです。 「自分が学生だった数十年前から、ずっと変わっていない。問題は大きい」と花井講師。 手話通訳も同じで、ずっと日本語対応手話のみ教わって学んできて、日本手話を使うろう者と通じない・通訳ができない問題もあります。 「日本語対応手話か日本手話かはおいといて、相手が分かる手話表現かどうかだよ」と花井講師。 そのためには、手話表現を磨くことが大切になってきます。 まだまだ課題が多い通訳の現場。しかしろう者には手話通訳が必要です。 手話通訳を目指して学ばれている方には、この現状を理解してもらい、 日本語対応手話や日本手話を使う、様々なろう者に対応できる手話通訳が増えたら・・と願うばかりです。

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7月25日(水)初級コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 猛暑が続きますが、教室はいつもにぎやかです^^ さて、今日の初級コース。 (生徒さんの表現を修正し、分かりやすく指導をする花井講師。) 自由に会話する中で、表現1つ1つを考えました。 手話表現がまだまだだったり、あいまいなために 話が通じない・分からないことがあります。 花井講師が生徒さん同士の会話のやりとりを見守り、 分かりづらいあいまいな表現が出てきた時に、ストップをかけました。 「ちょっと待って、この手話表現で良いのかな?自分は見ても分からないよ」 会話している生徒さんは、あいまいでも何となく分かるかもしれませんが ろう者である花井講師が見て分からないのでは、他のろう者とも通じないということになってしまいます。 ある生徒さんが「イギリスで熱波が原因で起こった山火事」を伝えたかったのですが、 葉や枝がこすれ合って山火事が起こる様子の手話表現が難しく、また表情も足りなかったために花が咲いているような別の表現に見えてしまいました。 そのため他の生徒さんは何の話か分からず、一生懸命理解しようと その生徒さんの表現を真似て、質問したりコミュニケーションをとりました。 (「分かる?」と聞かれて、あいまいな時は「うーん、(少し)分かる・・」と微妙という表情で答えます。) 中には「分かった!」という生徒さんと、「分からない」という生徒さんがいました。 実は、どちらもNGなのですね。 「分かった!」といっても、実は間違っているかもしれません。 分かったと思っても、まず「こういうことだよね?」と質問して確認することが大切です。 「分からない」といっても、ただ「分からない」の一点張りでは、前に進みません。 相手の手話表現から想像し考えて「これってこういうこと?」「こういう意味?」と質問して確認することが大切です。 「分からなくても、想像して工夫しよう」と花井講師。 (右手で左手の甲を2回ポンポンと叩いて「方法(やり方)」の手話を表現しています。) 例えば、「(『アフリカ』の手話を表現し)この手話分かる(知ってる)?」と聞かれたとします。 この時、分かる場合は「分かる(頷く)」だけで終わるのではなく、「黒人だよね?」「民族衣装着てジャンプしたりしてるよね?」とイメージを話して確認することで、本当に通じているかどうか分かります。 そうすると、話し手も「良かった、ちゃんと通じてる」と信頼・安心感にもつながります。 また話し手が手話を間違えていた場合にも、気付くこともできます。   逆に分からない場合は、表情を「分からない」とはっきり表し、「それは国の手話?」「イメージは何?」と質問して探します。 そうすることで、話し手も「そうか知らないのか、どう説明しよう?」と考えたりできます。 ただ、答えとは遠かったり分かりづらい質問をしてしまうと、さらにズレが起こってしまい時間もかかってしまいます。 「質問の内容も大切だよ」と花井講師。 こうして分かる分からないも関係なく、質問・確認を繰り返しコミュニケーションをとっていくことで、 信頼関係も築くことができ、理解も深まります。 なかなか分からない生徒さんが、思わず「分からなくてごめんなさい」と謝ってしまう場面がありました。 「それは、違うよ。分かる分からないも『勉強』であり『学び』なんだよ。」と花井講師。 申し訳ないと思ったり、謝る必要は全然ないのです! 分かる人、分からない人、あいまいな人、人それぞれ違います。 どうしたら皆分かるかな?もっと良い表現はないかな?と考えて工夫することが、一番大切です。 手話で会話する時は、話を本当に理解できているかどうか、 どう確認したら良いか、意識してみてくださいね^^

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7月23日(月)入門コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の入門コース。 (花井講師が、生徒さんたちに「ビール飲む?」と尋ねています。) たまたま出席した生徒さん全員が、前回入門クラスの経験があったので ワンランク上の内容となりました^^ まず手始めに、猛暑が続くのでビール飲みたいねという話になりました。 花井講師はビールが大好きだそうです^^ 生徒さん同士で「初めてのビールは美味しかった?」と質問して 会話を続けていきました。   眉を上げて「?」を表す疑問形の表情が難しく、 生徒さんたちも一生懸命、表情の練習をしていました。数を重ねると、だんだんできるようになってきます^^ 「初めてのビールは美味しかった?」 「美味しかった」or「まずかった」 「今は?」 「美味しい」or「まぁまぁかな」or「美味しい時とまずい時の波があるかな」 (「まずい」の手話。口に手を当てて吐き出すイメージで手を離します。まずい!という表情も忘れずに。) 花井講師も生徒さんたちも、初めてのビールは美味しくなかったそうです(笑) 今は美味しい、まぁまぁだそうで、変わるものなのですね。 次は、家族の表現と、それに関する会話を磨きました。 「あなたの兄弟は何人?」 「2人です。兄と自分です」 「歳の差は?」 「2つ上です」 というふうに会話していきます。 (左手で兄弟2人を表し、右手で指さしながら例えば「自分と弟」など表しています。) ここで花井講師から、大事な話がありました。 「習ったのを覚えるだけでなく、自分で考えて表現することが大切だよ」 聴・ろう関係なく、コミュニケーションは様々です。 決まった会話だけでなく、色々な会話が出来るようになると楽しいですね^^   さらに、「あなたのお父さん(お母さん)の兄弟は何人?」と会話を広げていきました。 生徒さんのご両親の兄弟も、2人や3人、5人と多かったり様々でした。 「お父さんのご兄弟5人!お年玉たくさんもらえていいなぁ」 「お母さんのご兄弟5人、全員女性!にぎやかだね」 など反応も工夫してみましょう^^ (生徒さんと、家族について会話する花井講師。) 会話は、反応も大切です。 聴・ろうにかかわらず無表情・無反応だと、こちらも困ってしまいますよね・・。 「うんうん(頷く)」「へえ~!」「すごい!」「多いね」「少ないね」など、様々な反応ができるようになると良いですね。 少しずつ、手話で会話することに慣れていきましょう^^ できるようになってくると、楽しいですよ!

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7月21日(土)ステップアップコース

こんにちは。事務局の山家2号です! 猛暑が続きますね・・。体調を崩しやすい季節ですので、水分補給をしっかりして乗り切りましょう^^ さて、今日のステップアップコース。 表情・ロールシフト・CL表現を全て使って、短く流れを作ることを学びました。 「短く」と言っても、ただ短くすればいいというわけではありません。 大事な部分を省いてしまうと、逆に「何の話?」と分かりづらくなってしまいます。 難しいですが、単純明快・分かりやすく表現するためには必要なことです。 それだけではなく、動画撮影して手話表現を確認します! みるみる緊張してしまう生徒さんたち(笑) しかし自分の手話表現がどう見えるのか確認することで、より良い表現に修正することができます! ・相手から見て、分かりやすいかどうか?(通じるかどうかにもかかわる、大切なことです!) ・身体が揺れたり、軸がぶれていないか?(揺れが大きいと、見る側は疲れてしまいます。) ・表情ははっきりしているかどうか?(表情が足りないと、何を言いたいのか分かりません)   テーマは自由ですが、逆に自分で考えないといけないので難しいですね(笑) 考え込んでしまう生徒さんたちに、花井講師がヒントを出します。 「電車」「鍵」「ろう者の生活で不便なこと」など・・。 例えば「電車」。 電車に乗って、人ごみの中で立っている子ども。背の高い大人を見上げている。 子どもが背伸びしても窓の外が見えない・・・。この様子を、表情・ロールシフト・CLを使って表現することができます。 やっとテーマが決まり、生徒さんたちも「難聴者のサークル」や「キャンプ」など 発表していき、その手話表現を花井講師が動画撮影し、TVモニターで一緒に確認しました。 生徒さん1人ずつ動画を観終わった後、 まず花井講師は「自分で観てみてどう思う?」と尋ねました。自分で考えて気付くことが大切なのですね。 生徒さんたちも、「手話表現があいまいになってる」「表情が足りなかった」と 気付いたことや修正すべきところを挙げていきました。 (両手で2つのものの比率を表しています。例えば色や男女の人数など、どちらが多いのか同じくらいなのか、目で見て分かります!) 花井講師も足りない部分を指摘し、どう修正したら良いか説明していきます。 テーマが「キャンプ」で川でボートに乗るCL表現があったのですが 「川の幅や流れの強さが分かりづらいよ」「ボートも川の流れの強さによって揺れ方が変わってくるよね」と 生徒さんが気付かなかった部分の指摘もありました。   自分の手話表現に足りない部分の修正を重ねることで、より良い手話表現になります。 花井講師の手話表現には、短くまとめるポイントは何か、表情や間の取り方などヒントがいっぱいあります。 どんどん真似て、自分のものにしていきましょう^^

7月18日(水)入門コース

こんにちは。事務局の山家2号です! 水曜日19時からの入門クラスは、仕事後に通ってくださる生徒さんが多く、にぎやかです^^ さて、今日の入門コース。 まず、1~10、10~100と2桁と3桁の数字表現を学びました。 指で数を数える方法は誰でも知っているかもしれませんが、手話では違います。 両手を使わずに、全て片手で数を表現できるのです! 次はその数字表現を使った会話です。 「あなたの身長は何cm?」 あなた/身長/疑問形の表情(眉を上げる)で表現します。 「あなたのくつの大きさは?」 あなた/くつ/大きさ/疑問形の表情(眉を上げる)で表現します。 普段眉を上げることはあまりないので、みなさんまだ慣れない様子でした。 手話は表情がとても大切なので、少しずつ慣れていきましょう^^ 次は会話のキャッチボールです。 「あなたのくつの大きさは?」と尋ねた時 「○○cmです」と返ってきた答えによって、 「(頷ぎながら)普通だね」「小さくてかわいい!」「大きいね!」など、様々な反応の表し方を学びます。 会話をする時「あなた」と指さしをするのですが、 聴者の方は指さすのは失礼だと思い、手のひらを上に向けて示すことが多いです。 指さしは、顔だけを指さすのではなく、全体を優しく指さすイメージです。 脇を締めて小さく指さすイメージで、相手を敬う気持ちを表しています。 また目下の相手には、慣れている感じで「君」と指さすこともあります。 指さしは、相手だけでなく位置や空間を表すなど、手話にかかせないものです。 ぜひ覚えましょう^^ 次は、乗り物のCLと手話表現を学びました。 車・バス・飛行機・ヘリコプター・トラック・パトカー・救急車など色々ありますね。 TVモニターに乗り物のイラストを映し出し、花井講師がCL表現した乗り物を当ててもらいました。 基本的にはイメージしてもらうため色に頼らず、形・特徴を表します。 タイヤが乗り物の後ろについている・形は前が出っ張っているなどです。 似たような乗り物がある場合は、「この部分が〇色」とヒントを出します。 最初は難しく、外れてしまうこともありましたが 慣れてくると、生徒さんたちもどんどん当たるようになりました^^ 「とにかく目で見てイメージする」これに限ります。 これからも数を重ねて、少しずつ慣れていきましょう!

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7月17日(火)ステップアップコース

こんにちは。事務局の山家2号です! まだ7月だというのに、猛暑が続きますね・・。私も含め、生徒さん全員「暑い~」と言いながら教室に入ってきます(笑) 水分補給をしっかりしましょう! さて、今日のステップアップコース。 ステップアップコースは、NA花井盛彦手話教室で一番レベルが高いクラスです。 花井講師の一番自然な日本手話を体感できます。 まず自由な会話から始まりました。 テーマは生徒さんの趣味やスポーツ・ニュース・歴史など幅広く、次は何の話になるのか予想ができません。 読み取り力も鍛えられますね!   生徒さんたちは長年手話を学ばれているのですが、やはり講習会やサークルでの日本語対応手話を学んできていることが多く、日本手話が読み取れなかったり見落としたり、ズレが起こることもあります。 その生徒さんが分かっていない瞬間を、花井講師は見逃しません(笑) 「今の話分かった?」と確認しながら、ズレが起こりやすい表現を説明していきます。 (同じ手話表現でも、表情によって意味が変わります。手話だけでなく、表情もしっかり見ましょう!) 例えば、「鼻が高い」という手話表現も、表情でいい意味と良くない意味に使い分けることができます。 いい意味・・にこにこした表情で「自慢のお母さん」 良くない意味・・いばりくさった表情で「いばる(見下す)」 生徒さんたちは手話表現を見て、良くない意味に捉えていました。 表情を見落としてしまうと、ズレが起こってしまいます。 また日本語対応手話で多いのが、「ある」という手話表現。 手を前に置いて「~がある」と表現するのですが、日本手話では使いません。 「卓球台がある」と手話表現する時は、「卓球台/指さし」で表します。 あることを示す「指さし」を意識してみましょう。   最後にサッカーのワールドカップの話になった時に、国の手話が分からないということがありました。 そんな時は指文字ではなく、国旗をCL表現して伝えます。 例えば日本の国旗なら 空間に四角を描き、全部「白」、真ん中に丸を描いて「赤」と表します。 意外と多いのが、空間に四角を描いて旗の形を表す時に、「ちゃんと四角になってない!!」 長方形や正方形になってしまったり、意外と自分では気付かなかったりするのですね。 「自分の表現の動画撮影すると、相手にどう見えているのか分かるよ」と花井講師。 四角を描くのはすごく簡単そうですが、意識しないとブレブレになってしまいます。 相手に間違って伝わってしまう可能性もありますね。 これからも少しずつ自分の表現を見直して、修正していきましょう!

7月13日(金)通訳コース

こんにちは。事務局の山家2号です! さて、今日の通訳コース。 体験の方がいらしてくださったのですが、 講習会や他の場所とは全く違う、ここしか学べない授業内容に驚かれていました。 講習会では「日本語対応手話」を学び、「口話をつけるように」と指導している所が多く 自然な「日本手話」は文法も違うので、ろう者は日本語対応手話だと読み取るのに疲れてしまうことが多いのです。 日本手話を知らず、実際に会ったろう者と手話が通じない・・という問題もあります。 このような事情を、花井講師が実体験をふまえて説明していきます。   次は、あまり知られていないことが多い、ろう者特有のNMS(手を使わずに表情・眉・口・頭の動き・目線などを使った表現方法)を学びました。 例えば、 「あなたの家はどこ?」 「あなたの趣味は何?」 (NMSを使って「あなたの家はどこ?」と尋ねる花井講師。眉を上げ、小刻みに首を動かしています。) 質問する時に「どこ?」「何?」という手話を表現するのですが NMSを使うことで、「あなた/家/疑問の表情」「あなた/趣味/疑問の表情」と手話表現が短く単純明快になります。 これは講習会や他の場所では学べないため、実はろう者と会話している時に見落としている可能性もあります。 ぜひ覚えていきましょう。 よく表現されることが多い「使う」手話。 「スマホを使う」「言葉を使う」「頭を使う」・・と多岐にわたります。 それぞれ内容も違うものに同じ手話を当てはめても、実は分かりづらかったりするのです。 「スマホを使う」→スマホを操作している様子を表現 「言葉を使う」→言葉を選ぶ表現 「頭を使う」→「考える表現」 内容に合った手話表現の方が適切で、すぐ分かります。   ろう者も情報が少なく、ちゃんと手話を学べるところが少ないがために 間違った手話表現を多用してしまったり、手話指導の技術が足りないこともある。聴者だけでなく、ろう者も勉強することが必要だと花井講師。 口話主義で育ち、学校の先生のあいまいな手話を見て覚えたために、何も知らず自分の手話も下手なままになってしまい、会話のズレも数多く起こる・・ということが多いのだそうです(>_<) 最後は、花井講師が製作した未公開の手話動画を観てもらい、読み取りだけでなく動画と同じ手話表現してもらいます。 動画の中の花井講師の自然な日本手話は、ゆっくりな方ですが皆さん「速い!」とびっくり。 とにかく回数を重ねて、慣れていくしかありません。 内容を忘れてしまったり表現が抜けていたり、動画にない手話を足してしまっていたり・・と悪戦苦闘されていました。 通訳は、ろう者の話の内容を全て把握し、確実に通訳する必要があります。 手話表現が分からないがために、大切な部分を省いて分かる部分だけ通訳してしまうという問題が多いと花井講師。 皆さんは初めて知ることも多かったようですね。   ここしか学べない内容が盛りだくさんの通訳クラス。 ぜひ通訳にとって大切なことを学んでいただき、通訳の現場に活かしていってくださいね。

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